電気代を安くするために工務店ができること
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年10月20日の湊洋一のブログ第96号》
光熱費高騰対策!
光熱費が上がっています。
今年の1月に対して、現在は20%値上がりしている人もいるくらいですね。
今の電力構成からいけば、原子力がほぼ止まっていますので火力の割合がすごく多いんですね。
なので、現在のように原油が上がってくると電気代もてきめんに上がってしまいます。
原子力発電は事故が起きると大変ですが、ウランの価格は安定していますし、CO2も出さないのでとてもいい側面もあるのですが、原子力規制委員会が非常に厳しい上に、世論も再稼働に反対が多いので、しばらくは動きそうにないですね。
出展URL:https://jisin.jp/kasou/2023264/image/1/?rf=2
そして、ニュースも電気代の節約のニュースが流れるようになってきましたね。
はい。電気代節約は得意です。
今日はそんな話題です。
世界の電気代で日本は?
少し古いのですが2016年のデータで、日本の電気代は中団ですね。
高くも安くもありませんでした。そして、現在の円安と原油高がどんどん進むと最高のドイツの水準に近づいていっています。
電気代はデンマークなどが一番高く、ドイツが次に続きます。フランスは電子力発電が中心なので比較的安価ですね。
引用元:第2部 第2章 第4節 国際的なエネルギーコストの比較 │ 平成29年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2018) HTML版 │ 資源エネルギー庁 (meti.go.jp)
原油や天然ガスに頼る発電はもうこれからどんどん増やせないですね。パリ議定書もありますし、原油がこれほど値上がりすると、これまでの考え方は限界です。
現在の1lwhあたりの単価は28円だとすると、上記のグラフが22.2セントになっていますが、すでに25セント水準です。
つまり、ドイツにどんどん近づいているということになります。
電気代を節約するには?
まずは、太陽光パネルの設置ですね。
もちろん初期投資が必要ですが、これを住宅ローンの借り換えで対応が可能です。
1kwhあたりの投資費用は、平均的茄子内よりも少し高めの35万円として、4kwh乗せると140万円です。
この住宅ローンは、4,600円ぐらいです。(140万円、30年ローン、1.2%)です。現在の住宅ローンと合算で借り換える、そのときに期間を延長することも可能です。
地域によってバラバラなのですが、1kwhあたりの年間発電量は、1,230kwh程度です、最大の山梨県で1,436kwhで、最低が秋田県の902kwhです。
4kwhを屋根に乗せると、年間に4,920kwh程度が平均値です。
これは、年間に135,000円あまりの電気代を生み出します。月に11,500円ぐらいでしょうか。これはあくまで発電量がすべて自家消費に回って売電がない場合になりますが。
つまり、月のローン5千円以下で1万円以上の費用を生み出せる可能性があります。
これが一番の大きいですね。
次に断熱です。
断熱のリノベーション工事はとても高くつきますが、あえてシミュレーションしてみますね。
150平米ぐらいの建物を4等級から、UA値0.4ぐらいにすると、窓の交換が100万円、断熱改修がウレタンで内装建材を入れ替えたとして250万円とします。合計350万円の断熱改修をした場合。
これを住宅ローンで組むと、月額は11,580円(350万円、30年、1.2)%)
これでどのぐらい電気代が下がるかというと、シミュレーションを以前にやっています。
UA値0.87 4等級で 月額光熱費 25,180円
UA値0.46 で 月額光熱費 17,540円
その差額は7,640円です。
細かいデータは下記のブログを参照ください。
これだと、電気代は節約できますが、住宅ローンをまかなうことは出来ません。ところが、1kwhの価格がこのシミュレーション27円から35円ぐらいになったとすると約1万円と電気代の差額と住宅ローンが拮抗してきます。
ただし、新築の場合は圧倒的に差が出てくるのは上記のブログの通りです。
さらに、太陽光パネルを組み合わせてもらうと、光熱費を大幅に減らすことが出来るのです。
電気を消すとか、エコ家電にするなど、ファンを使ったエアコンなどの節約術がレレビでは紹介されていますが、目に見えるような節約はできません。
ということで、電気代を節約するのは、この2つですね。
- 太陽光パネルを載せる
- 高断熱住宅にする UA値 0.46以下
お客様への提案資料を作ってみたいなと思います。また、出来たらご報告させていただきます。
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