断熱等級7のススメ 3
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年9月10日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第409号》》》
深い話のその前に
1つ忘れていました。
それは、暖房についての知見です。
というのは、現在の各居室にエアコンがある暖房は、世界的に見てとても遅れています。
それはホテルとか見ていると解らないのですが、これを見ると一目瞭然です。
日本の家庭でのエネルギー消費は、世界的に見ても先進国では真ん中から下に存在しています。
これは、現在の日本の家庭での暖房は、『人が居るときに、寒さをしのぐ暖房』になっています。
これを岩前先生は、『採暖』と仰っていました。
それに対して、アメリカや欧州は、セントラルヒーティングが主流です。
セントラルヒーティングは、つまり24時間の空調を指します。しかも各居室では無く、全館の冷暖房ということになります。
アメリカの住宅にはガレージ周辺に巨大な冷却器があります。それで、建物全体の冷暖房を管理しています。
欧州も違いはあれ、スチームや電気などを使って、冷暖房を集中的に行っている場合が多いです。
ということで、まさしく、冷房と暖房ということで、部屋を暖めたり快適にしたりするわけです。
そして、日本と比べて、圧倒的に大きな暖房エネルギーを使っている事がお解りでしょう。
同じレベルの冷暖房は向かない
これを日本にも移植するのは無理があります。
家庭でこれだけのエネルギーを使う想定はしていません。
日本は日本のやり方があります。
現在の、使っているエネルギーを減らしながら、世界的に標準の冷暖房システムを導入すると、どうしても断熱等級7になるというのが、この断熱等級7を勧める背景になっています。
つまり、今まで通りの局所冷暖房をするのなら、断熱等級5ぐらいでもいいのですが、建物全体を暖める、冷やすという事を考えれば、当然ながら、断熱等級7クラスの性能が求められるという事になる訳ですね。
次は、健康についてお伝えします。
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