リノベ用の断熱改修
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年9月25日の断熱ブログ第77号》
リノベの断熱改修に問い合わせが増えた
先日、お取引が無いところから断熱リノベのお問い合わせをいただきました。
どこでご覧いただいたのかな?と思いましたが、知らない人は知らないんですね。
得にリノベーションをメインにやっていると、新築を建てている工務店さんと違って、断熱材の種類とか、温熱等級4、ZEHという言葉は聞いた事あるみたいですが、それってどういうこと?
っていうのが、全く解らないんですね。
今回の総予算は、1000万円をはるかに超える予算だそうですので、ほぼフルリノベでも何とかなりそうです。
ということで、平面と立面を送って貰う事になりました。
これで立件落着となるかといえば、多分そうはならないでしょうね。
ということで、断熱リノベに関して簡単にまとめてみました。
壁と屋根、窓
簡単な方から行きたいのですが、壁は、2つのアプローチがあります。
壁は、充填か外張りのどちらかになりますね。
充填の場合は、内壁を外さないといけないのでフルリノベの場合は、充填で対応できますね。
内装を触りたくないときは、外から断熱材を張れば断熱リノベが可能です。
実際に当社でも広島県でやったことがありました。
屋根、天井は基本的にウレタンがお勧めです。もちろんグラスウールでもいいのですが、気密を考えるとウレタンの方が良いと思います。
窓に関しては、入れ替えが一番良いのですが、難しい場合は、内窓でも良いと思います。
YKKAPもLIXILでも内窓を売っていますので、どちらかを採用ください。
それでも予算が足らない場合は、ハニカムブラインドという商品があります。薄く印が付いていますが、単板のアルミサッシでも、遮光タイプの25mmを使うだけで、樹脂アルミのLow-Eペアと同等性能となります。
この資料は、下記のURLから引用しています。
https://www.honeycom-b.com/?page_id=76
最大の問題は床
断熱リノベーションでの最大の問題は床です。
築30年以上の基礎は、布基礎の場合がほとんどです。
こんな状態だと思います。この基礎には2つ問題があります。
- ガラリからシロアリが入る可能性がある
- 床の土から湿度が上がってくる
これを抑えるためには、2つの対策が必要です。
- ガラリを塞ぐか、ガラリにアリが侵入しないように細かい網をいれる
- 湿度防止の防湿シート+採石で押さえるか?それとも網+生コンを打設する
この2つをやらないと、床の断熱をすればするほど土台周りの弱さが残ってしまいます。
その上で、床断熱にするのか?基礎断熱にするのかを検討しないといけないですね。
このあたりのリノベーションは実際に色々やっているので相談には乗れますので、いつでもお問い合わせくださいね。
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