金利と住宅建築の関係
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年9月7日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第406号》》》
ウッドショックの解消要因
日本でも近い未来に起こるかもしれない様な話を書いていきます。
米国での住宅需要の急減速が話題です。
急減速しているというのは知っていたのですが、どのぐらい急減しているのかデータを見つけてきたのでちょっと書いておきます。
この資料は、当社でお願いした講演で使われた資料の中にあったニッセイ基礎研究所による発表がから見つけました。
下記にリンクを張っておきます。
厳しさを増す米住宅市場-住宅価格の高騰に加え、住宅ローン金利の大幅な上昇が住宅需要の足枷に
まずは、背景として価格UPが有りました。
これは日本の現状にも当てはまりますので、今後注視していくべき事ですが、建設コストの高騰が背景にあったわけです。
とことが、米国の場合は国土が広く、どんどん新規の開発が可能です。現在、テキサス州・アリゾナ州という大陸の西側にありつつ、カリフォルニア州でないエリアがハイテク企業の吸収に成功していています。そのエリアは、非常に住宅需要が旺盛です。土地の問題もなく、どんどん住宅が建っています。
土地の問題があるのはニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコなどの大都市で、更にサンフランシスコ、ニューヨークのマンハッタンなどの地形的には郊外に出るのはかなり困難な地域は、土地の高騰が大きな問題になっています、
いずれにしても、アメリカは不動産が上がりますが、周辺に膨大な土地があるので、その周辺部分に人がどんどん開発を経て住み着いていきます。
しかし、このコストアップで住宅の新築熱が抑えられました。
金利が上がる
さらに、好景気に沸くアメリカでは、建築費以外の物価もどんどん上がっています。その辺りが日本とは少し違うのですが、アメリカは景気がいいのに、人件費が上がっています。
ニューヨークの高級飲食店では、時給が3千円とかになっています。トラック運転手が1,000万円を超える年収を得ているのですが、それでもなり手がいなくて困っているという話があります。
企業はどんどん投資をします。そうすると、景気が更に良くなります。
これを景気の過熱といいますが、これを冷ますために、金利を上げるわけです。
金利が上がると住宅ローンの金利も上がっていきます。
現在、モーゲージローン(住宅ローン)の金利はなんと5%を超えています。
35年ローンで5%だと購入価格の2倍を超える支払いになります。
2,000万円を35年ローンで、5%借りると、月額10万円を支払って、35年で4,200万円になります。
これはとんでもない事です。
アメリカの場合はノンリコースローンチって、お金が払えなくなったら物件を手放すと、支払い義務が無くなります。
これが、アメリカの実態で、この結果としてウッドショックに収まったのですから、ある意味アメリカに振り回される、日本の住宅会社という構図になっています。
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