付加断熱が標準になる?
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年10月11日の湊洋一ブログ第90号》
2025年には付加断熱が標準になります。
どうも、工務店さんの動向を見ていると付加断熱が標準になりますね。
安い建売はZEHが標準になっていきそうです。
今日はどうしてそう思うのか?をお伝えしていければと思います。
今年は、2021年ですから,後4年後という感じではありますが、そろそろ準備を始めないと不味いと思います。
では、どうしてそんな風に思うのか?ということを、お伝えしていきたと思います。
4年後には付加断熱が標準的になる理由
まず、第一にこの発言を観てください。
岸田総理が2050年のカーボンニュートラルに向けて、断熱+省エネに取り組むと9月末に表明されています。
岸田政権が何年続くのかは全く未知数ですが、菅総理がカーボンニュートラルを達成させると宣言したということを、岸田政権でも踏襲することは確実のようです。
まずは、政治からなのですが、確実に断熱性能の向上を求められる事になるのは確実だなと思います。
次に、消費者側の意識の話をお伝えしますね。
ちょっとぶっ飛んでいますが。土地込みで総額3000万円以下でパッシブハウスにしたいという要望がお客様がされているという話です。
もちろん、こんな事はできないのですが、お客様の意識は、変わりつつあります。
詳しくは解らないけれど、パッシブハウスといわれる住宅がいいらしい。良い物が欲しいと言う欲求が生まれています。
ドイツのパッシブハウスの認定には最低でも数十万円必要ですし、性能的にもUA値が0.3を切ってこないと冷暖房負荷の所定の値を満足できません。
なので、建物の大きさによりますが、30坪と小さい住宅であっても2800万円あってもちょっと難しいと思うのですが、でもこれに準じていくことはできるわけです。
ということで、お客様の意識もいい住宅が欲しいと言う流れになってきていますね。
この流れは、今の段階でこの程度の意識で済んでいますが、どんどん加速していきます。
流行みたいな段階に入ると、マリトッゾみたいにどの住宅会社もパッシブ設計、パッシブハウスということにもなりかねません。
付加断熱は何が良いか?
では、付加断熱は何が良いのでしょうか?
先日『断熱材の選定ガイド 5日目』(https://mx-eng.jp/dannetsu_column/guide05/)にも書きましたが、今の付加断熱は3つのパターンしかありません。
EPS湿式外張り、グラスウール外張り、フェノール・ウレタンなどのボート系断熱材です。
そして、UA値が0.3以上と、0.3以下で分かれてきます。
UA値が0.32程度までは、個人的にはEPS外張りの湿式仕上が一番コストパフォーマンスいいです。ただし、これを100ミリとか張ってくる窓の納まりがややこしくなってきますね。
ということで、GW外張りか、ボード系断熱材を使うというのが、良いと思います。
ボード系断熱材は高いですが、施工が比較的簡単です。GW外張りは施工が厄介なので、注意が必要ですね。でも、価格的にはかなり安価になります。
ということで、それぞれ特徴があるので使い分けていただければと思います。
当社はこの3つの断熱工法全てに対応していますので、ご相談くださいね。
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