夏に湿度を下げる工夫 3
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店さんの役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年9月27日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第426号》》》
前提条件
昨日書いた、Q1住宅というのが、新住協の会員さんの家づくりの前提条件になっています。
これが解らないと、プロとして工務店がお客様に適切に開設できないので、少し紙面を使って解説いたしました。
新住協の会員さんは、QPEXと言うソフトで、住宅の建物の温度をシミュレーションします。当社も会員なので、QPEX持っていますが、当社の場合は主にホームズ君のシミュレーションを使っています。
理由は、同様のソフトを2つ使うのは、困難だからなのと、現実問題として、ホームズ君のシミュレーション結果と、QPEXの結果に大きな差が見られないからです。
QPEXもホームズ君もどんどん更新されて新しいバージョンになって、より正確性も増している印象です。
栃木の工務店+設計事務所さんは、今回のように除湿ができるシステムを組み立てるのに、Q1住宅レベル3以上の断熱性能の重要性を何度も説いておられました。
これまでHEAT20で語ること多いのですが、新住協さんは、新住協さんで独自の開発をされています。
目的は両者とも同じで、快適な室内環境を最小限のエネルギーで実現するものです。方法論は少し違いますが、理想は同じではないかなと思っています。
空調計画のミソ
今回のシステムの特徴は、空調された空気を供給するのではなく、各居室から回収する事を最大の目的としていることです。
この発想が優れている点は、空気は押せないけれども、引けると言うことの発見でしょうか。
空気は押せないというのは、ファンでいくら空調された空気を供給しても、ファンの部分は、ファンに沿って空気は移動しますが、その先2メートルぐらいに行くと空気がどの様に挙動するのか、今ひとつ解らない点にありません。
その点、空気を引くと、どこからとも無く、室内から空気が集まってきます。
このどこからともなくと言うのが重要で、屋内くまなく巡った空気がエアコンに供給される事になる訳です。
このあたりは、明日最後に、非常に簡略化した図を使って説明いたします。
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