夏に湿度を下げる工夫 2
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店さんの役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年9月26日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第425号》》》
新住協のQ1住宅
詳しい解説を行う前に、新住協のQ1住宅についてお伝えしないといけません。
というのは、栃木の工務店+設計事務所さんは、新住協の会員さんでして、当社も会員ですが、Q1住宅という物差しで住宅を建てているからです。
Q1住宅というのは、Q値が1の住宅を指します。
このQ値というのは、現在のUA値になる前の建物を断熱性能の指標でした。
ところが、下記のような問題点もあり、UA値を使うと言う風に規則が変わりました。
- 建物の形状・サイズによって、数値の有利不利がでる
- 外皮性能という断熱性能だけではなく、換気システムの熱負荷も合算されている
特に、1番ですが、総2階で正方形に近いプランの方が有利であるなど、プランに依存して数値の変化がかなり大きかったのです。
また、換気システムの熱負荷が合算されているとメリットもあったのですが、純粋な断熱性能(外皮性能)での比較をするという方針で数年前に、UA値に変更になっています。
そして、現在の断熱等級4は、Q値では、2.7w/平米Kでした。
それをQ値が1以下のもののを、Q1住宅と呼びました。
Q値には、換気システムの熱負荷が含まれているというのが、ミソで、効率の高い熱交換換気システムを入れると、断熱性能をそこまで上げなくても、Q1住宅になります。おおよそ断熱等級6かそれ以下でもQ1住宅を組み立てることが可能でした。
そして、現在の断熱等級7に相当するQ1住宅までと、同じQ1住宅でもかなり幅が広いのが実情です。
そこで、現在新住協では、Q1住宅をレベル分けしています。
地域区分によるので新住協さんの表を引用しておくと下記のようになります。
この%は、120平米のモデル住宅(つまり、断熱等級4)の住宅に比べてどの程度のエネルギーで暖房ができるか?を表しています。
つまり、6地域(東京・大阪)では、Q1住宅のレベル3といえば、断熱等級4の住宅の2割以下の暖房エネルギーで暖房ができるということを指します。
栃木の工務店+設計事務所さんの場合は、建てている住宅は、Q1住宅のレベル3を目指しているということでした。
これは、新住協の会員さんでないと想像できないので、念のためUA値を書いておくと0.4w/平米K以下で、UA値的には、0.30~0.35w/平米Kになると思います。
この考え方を元に住宅をプランニングされています。明日は、実際の空調の工夫をお伝えいたします。
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