2022年 高性能住宅の条件
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年1月15日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第182号》》》
高性能住宅において大切なこと
高性能住宅において大切なものというのは何だと思いますか?
もちろん高性能である。ということは大切です。
UA値が充分に低いということだけではダメです。
もっともZEHレベルでは2022年では高性能住宅というのはちょっと厳しいと思います。
HEAT20のG2は最低でも欲しいところです。
HEAT20 G2グレードというのは、2022年の高性能住宅というのが最低基準です。
更に、耐震等級3を品確法でも良いので取っていること。この2つが最低条件になります。
ですが、2021年まではそれで良かったのかもしれませんが、2022年はちょっと変わったかもしれません。
2022年に加わったこと
これに加わったのは、下記ですかね。
- 冷暖房負荷を計算している
- エアコンの台数は2台以内(ただし、38坪以下)
- 南側に吐き出しが4本以上ある
- 東西北面の窓はなるべく小さいこと
この結果として、冬の室温が15度を切ることがほとんど無くなります。
もちろん、空調を使えばそれも可能ですが、なるべく小さなエネルギーで建物の夏冬の室温をできれば20度、最低でも15度に維持する必要があります。
なるべくパッシブ(つまり、自然エネルギーを活用して)これを達成できないのであれば意味がありません。
ちなみに、冷暖房負荷の計算は、やっかいですが、誰にでも計算できるものです。
エアコンの台数は、この冷暖房負荷の計算を使って行います。
逆に言えば、冷暖房負荷も計算していないのに、エアコンの台数などは正式に予測不可能です。
吐き出しを南面に4本以上持ってくるためには、きちんとしたプラン設計が必要です。
更に、東西北面の窓はエネルギーの外乱要因になるともとに、早い時間に明るくて目を覚ましたり、夕方まで建物を夏の日差しでたためると本末転倒です。
ということで、これらが新しく加わった要素です。
UA値が高いけれども、プランが悪かったり、冷暖房負荷の計算もないとなると、本当にただ外皮性能が良いだけになってしまいます。
それでは今後は高性能住宅と呼べなくなります。是非、この1~4までをお試しいただければと思います。
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