HEAT20 G3探求 2
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年7月27日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第369号》》》
代表的なG3の仕様
7月26日の計算結果から代表的な、HEAT20 の仕様を考えてみたいと思います。
窓部分 トリプル U値0.9w/平米K程度(これが固定)
その他の部分 U値0.138w/平米K
壁0.145w/平米K、天井(屋根)0.073.w/平米K、床0.18w/平米K
要するに、壁は0.145w/平米K程度あればいいという事ですね。
これは充填だけだと、例えば、GWが100ミリ程度だと16Kの高性能で熱伝導率が0.040ぐらいです。GW100ミリだと0.40w/平米Kになってしまうので、この半分いかないといけません。
ネオマフォームは。100ミリで0.22w/平米K程度なので、これでもあと少し足りません。
そのため、充填断熱だけでは難しくて、外張りが必要だという事になります。
当社の場合は、こんな仕様でG3になります。
- EPS50ミリ+30倍発泡ウレタン80ミリ
- GW100ミリ+30倍発泡ウレタン80ミリ
- アキレスQ1ボード50ミリ+100倍発泡ウレタン100ミリ
例1の場合は、EPSが0.034w/mKなので、50ミリだと0.68w/平米Kで、ウレタンが0.021w/平米Kとすると80ミリで、0.26w/平米Kです。合わせると、0.20w/平米Kになります。実際は、石膏ボードなどの性能などを加えると、0.18w/平米K程度になります。
これを天井強化などで対応します。
例2の場合は、GW100ミリは、当社が32kのGWを使うので、0.038w/mKで、0.38w/平米K。これに、ウレタン80ミリで0.26w/平米Kだと、合わせると壁の熱貫流率は、0.154w/平米Kになります。これに石膏ボードなどを入れると0.15w/平米Kを切るレベルに出来ます。
例3の場合は、アキレスのウレタンフォームが熱伝導率が0.021w/mKで50ミリだと0.42w/平米Kになります。100倍発泡の100ミリは、熱伝導率が0.034程度ですから100ミリとで0.34w/平米Kになります。この場合のは壁のU値は0.18w/平米K程度になります。石膏ボードなどを入れて、0.17w/平米K程度は確保できますので、ギリギリ何とかいけると思います。
この中でコストが一番安いのが、例2の場合なので、そこそこ性能が出るのかなと思っています。
計算は本当に厄介だなと思っています。
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