人間の出す熱ってバカにならない
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
2021年7月23日の断熱ブログ第18号
今日は、東京オリンピックの開会式です。
今日は都内では、ブルーインパルスの展示飛行がありました。
本来であれば、各国の首脳がお越しになって。
世界中から観光客が沢山お越しになり、経済効果も大きかった。
のですが、選手団とメディア以外はほとんど来日せず、
静かなオリンピックになりました。
逆に言えば、こんなに静かな大会は非常にレアですね。
今日はおうちと人出のお話です。
人間というのは、実は熱源
先日から、シミュレーション、シミュレーションっていっていますが、住人もその計算に入っています。
人間というのは、夏には暑苦しく、冬は人肌が恋しくなるわけです。
つまりは、立派な熱源になっています。
では、どのぐらいなんだろう?と思いますよね。
一般的には、1人100wといわれています。
計算根拠は後半で念のため書いておきますが、安静時には80w程度、激しい運動をした時は300wぐらいまで出力が上がっていきます。
これをストーブと比較すると、こたつの強で600w程度。
電気ストーブも弱300w、中450w、強600wというのが一般的です。
製品によっては1000wというストーブもあります。
何れにしても、熱源として100wというのはそれほど小さい値ではありません。
以前、こんなことがありました。
『(当社が断熱施工した)社屋で、パーティーをやったら30人ぐらい集まったんだけど、冬なのに暑くて、オーバーヒートした。もう使わない。』
その時は、反論できませんでしたが、今なら言えます。
30人ということは3kwのエアコンをフルパワーで動かしているのと同じエネルギーがでてるわけで、断熱とかそんな問題ではなく、どんな建物も暑くなりすぎます。
夏の場合は、家族が4人の場合は、400wの熱をエアコンで取り除いて、更に30度ぐらいの室温を25~6度まで下げていかないといけません。
機会があったら熱量の計算なんかも書いていければ良いなと思いますが、難しいので人気でないかも知れませんね。
こんな風に考えると、熱と人間の関係はご理解いただけるでしょう。
本来は7万人ぐらいが来ていた国立競技場は、熱量だけで700万w、つまり7メガワットの熱量が集まったというわけです。
7万メガワットの熱量がいない国立はちょっと寂しいですがオリンピックは成功して欲しいなと思います。
熱源の計算方法
とても簡単に計算方式を書いておきます。
大人の一日の摂取カロリーが 2000kcal
基礎代謝が 1550kcal程度です。
1kwh=860kcalです。
これは覚えて下さい。
2000kcal/860kcal=2.32kwh
1550kcal/860kcal=1.80kwh
これが24時間で使うので、24で割ると、
23200wh/24h=96kw
18000kwh/24h=75kw
つまり、人間は安静時75wで、平均すると100w程度のエネルギーを消費している事になります。
もちろん、100パーセントが身体からの発熱になるわけではありませんが、脳の活動の電気信号なども、全て発熱を伴います。
ということで、ほとんどが熱として出てくると、消費エネルギー=発熱ということになるわけです。
毎度ややこしくてすみません。
オリンピックは成功裏に終わると良いですね。
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