グラスウールの進化

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。

《《《2021年8月7日の断熱ブログ第33号》》》

グラウスールは日本で一番

グラスウールは、日本で一番使われている断熱材です。

2019年と2年ほど前のデータになりますが、矢野経済研究所さんが住宅用の断熱材市場の価格ベースと重量ベースの調査を行いました。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2284

出荷重量ベースでは、グラウスールの圧勝です。

ところが、価格ベースでは硬質ウレタンフォームが逆転をします。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2284

現在の所使われている費用では、硬質ウレタンフォームがNo.1 でグラウスールがそれに続くような状態になってきていますね。

元々断熱材といえば、グラスウールのことを指したほど日本でも歴史が有ります。

紀元前からガラスを使った繊維というのは存在しています。

ですが、日本で断熱材で使われ始めたのは、まだほんの40~50年ほどです。その前の日本の住宅は土壁の無断熱住宅が一般的でした。

土壁というのは文字通り土を壁に練り込んで行く手法で、火に強く、断熱性能もあるとされていました。

ですが、確かに火災には比較的強いのですが、断熱性能はほとんど見るべき物がないですね。

ということで、北海道を中心にグラスウールが断熱材として使われ始めていきます。

そして、それが全国に広がって今では一番使われている断熱材ということになりました。

グラスウールの弱点

グラスウールの弱点は、断熱性能が今ひとつということです。

一般的な熱伝導率が、0.040w/mK程度です。フェノール系やウレタンの低発泡品は、0.020w/mK程度ですから2倍の性能差があります。

これは、同じ性能を出そうと思うと壁の厚さを2倍にしないといけないという意味です。

また、結露を起こすとなかなか結露水を外に排出できないという問題点もあります。

最終的に下記の記事『最強の断熱材 グラスウール』に有るようにカビが発生する可能性も多分にあるのです。

もう一つ嫌われえる理由に、チクチクするというものがあります。

これはガラスから繊維を作るわけですが、この繊維が脆いので短く折れてしまって、細い繊維が身体にまとわりつきます。

50代以上の大工さんはその昔、グラスウールで酷い目に遭ったという方も少なくありません。

グラスウールのメリット

グラスウールのメリットは、とにかく安いということが最大のこれだけの量を住宅用に使われている理由でしょうね。

とにかく価格メリットは大きいです。建築コスト抑えるのには最適です。

次にあるのが燃えにくさですね。

グラスウールの耐熱温度は、300度から400度です。

その温度になると溶けてガラスになってしまいます。

フェノール系のボードは、一般的に150度前後と呼ばれていて、それよりは高い数値を示します。

ただし、ロックウールという断熱材があり、これらは600度以上になっても問題ないと言われています。

最大の長所が、無機質なので変質しにくいということですね。

グラスウールは、カビるといいましたが、グラスウール自体はガラスなので本来はカビませんし、汚れないものです。

また、時間の経過とともにガス抜けたり、変質したりということも有りません。

そのため、ロックウールとともに経時変化には非常に強いのがこの断熱材の最大の長所と言えるでしょう。

グラスウールの進化

グラスウールの基本性能は、上記の通りですが、これらの欠点を補いつつあるグラスウールも発売されています。

まずは、断熱性能ですがどんどん高性能なものが発売されて、より密度の高い製品が出てきています。

その商品を使うと、100倍発泡硬質ウレタンと大差が無い、0.034w/mK程度の熱伝導率のある商品も出ています。最近は、0.032w/mKという商品も発売されています。

また、撥水性が有って結露しにくいものも発売されています。

更に、繊維が細(ほそ)いものは、真空パックを施して真空断熱材として販売されています。

真空断熱材は、まだ住宅用では高いので難しいのですが、家庭用の冷蔵庫や、エコキュートなど保温をしないといけないけれど、厚くできないものには活用がどんどん進んでいます。

当社も扱っていますので、グラスウールがや真空断熱材が欲しい場合は、是非お問い合わせください。

また、メルマガは下記からお申し込み下さい。こちらも毎日書いています。(^_^;

    Posted by 湊 洋一