新住協のQ1住宅 2
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年8月29日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第397号》》》
Q値とは?
Q値は、現在のUA値に変わっている建物の外皮性能を表す指標でした。
Q値 単位は w/平米Kです。これは、UA値も同じなのですが、分母が違います。
Q値の分母は延べ床面積で、UA値の分母は建物の表面積になっています。
両方とも同じ面積ですから、単位は同じですが意味が異なります。
Q値の場合は、のべ床ですから、平米辺り逃げる熱量ということですから、冷暖房負荷の計算が比較的簡単でした。
更に、このQ値には換気システムからの逃げる熱量なども参入できました。
ところが、UA値は表面積ですから、換気システムの熱量の参入は別になってしまいました。また、冷暖房負荷の計算も少し複雑になっています。
建物が総二階で、正方形に地下毛蹴ればQ値が小さくなりがちなのに対して、UA値の場合は建物形状にはあまり影響されないという点も含めると、建物の評価という意味ではUA値の方が優れていると思います。
Q1住宅の幅
Q値は1以下の住宅というのは、UA値的には0.45ぐらいから0.1以下の家までを含む概念でした。
UA値0.45前後のHEAT20で家はG2グレードという付加断熱を必要しない住宅を、熱交換効率の高い換気システムを入れることで、Q値1を下回る事もできます。
これとは違って、換気システムに頼らずに、断熱の性能をHEAT20のG3グレード近辺まで上げて、更に熱交換型の換気システムを入れて、Q値が0.8以下の住宅もQ1住宅ということになります。
かなり幅があるので、これらをどう扱うべきかという課題が生まれました。
鎌田先生の日頃からの発言を拝見していると、このような問題点が有れば、すぐに対処しないと気が済まない様な、研究者としてのお考えをお持ちです。
そして、その結果としてQPEXを使っての、レベル分けという結論に達しました。
この辺りは明日のお話しです。
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