学力と室温の関係 6
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年5月24日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第306号》》》
学習意欲
まあ、なんといっても学びたいという欲求もないのに、学力が上がるわけがありません。基本的な学力が上がらないのに、成績が上がるわけがないのです。
ということで、テストの点数を上げたければ、学習意欲を上げないといけないわけですが、それが室温と関係していたというのが、ここまで書き続けてきた結論です。
この論文は2005年と2006年に、学習意欲という曖昧なものを、建築学科の大学生を使って数値化して、定量的に評価しようとした意欲的な論文です。
論文の本文は、上手く見つけられなかったのですが、論文をまとめた抄文を見つけてきたので結論は解ります。
結論は、学習する場所としては、温熱環境の与える影響はあり、室温が高めの場合は、意欲が下がる傾向があったということです。
また、学習意欲が10%向上すると、テストの点数は1.5から3%向上するということが解っています。
正直なところ、この論文でのN数は、50名程度であり、あくまで傾向でしか解らない点ではあります。統計とまでは言えるかどうか微妙ですが、ですが検討するための指針にはなりますね。
そして、試験結果と学習意欲を結びつけている事も興味深いと思います。
結論
学力と室温の関係ですが、相関はあると思われます。
しかしながら、モチベーション(学習意欲)が高くないといけない。つまり、個々人のやる気が高い状態で、室温が安定しているということが、子供の学力には、影響を与えるわけです。
その時に、どの論文にも書かれていたのですが、換気の重要性も、室温に次ぐ程度重要とされています。
結論として、学力の向上には、下記の者が必要です・
- 余り暑すぎない、かといって低すぎない室温
- しっかりとした換気された空気
- 学びたいという意欲
特に、学びたいという意欲は、住宅が作れない要因です。
これを形づけるのは、子供の発見、発想を肯定的に捉えて、好奇心を育てる事も重要かなと思います。
そのためには、個人的な意見ですが、庭にある草花などの自然にも親しんで、数多くの不思議な体験をさせるというが必要かなと思います。
どうして、植物は育つのか?虫はどこからやってくるのは?鳥は何を食べているのか?など子供たちの好奇心を刺激することも、安定した室温や、換気などとともに重要な要素だと思います。
非常に長くなりましたが、学力と室温の関係はこの辺りで締めさせていただきます。お読みいただきありがとうございました。
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