お客様に損をさせる住宅
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年5月8日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第291号》》》
普通に建てるとお客様が損をする?
当たり前ですが、どの工務店もお客様に損をさせようと思って家を建てる方はいないです。
でも、知識が新しくなくて、結果的にお客様に損をさせていたとすると問題ではないでしょうか。
普通に家を建てる、つまり断熱等級4で家を建てるとかなり損をします。
また、耐震性能を無視して、更に太陽光の取り入れなどを無視するともっと損をします。
何がどのぐらい損になるか?を今日は書いていきたいと思います。
耐震等級1で損をする
これは、建築後35年間地震が来ないというラッキーがあれば全く問題がありません。
確かに、毎年震度6強の地震はどこかに来ていますが、日本中に来ているわけではありません。
この10年あまりで震度6強が来たのは、北海道、東北、関西、九州などの一部です。ですから、まあ大丈夫だろうとお考えかもされません。
ですが、一旦地震が来ると熊本での地震のように予想外な場所で大きな被害をもたらします。
一応熊本地震で結論が出ているのは、耐震に関しての評点が1.5以上でないと安心できないという点です。
ということで、耐震等級はとにかく3にすると損をさせる可能性が激減します。
地震保険はご存知の様に建物の価値の半額しか出ませんから、建て直すためにはかなりの出費が必要です。
断熱等級4で損をする
断熱等級4の建売住宅や普通の家がまだ建っていますが、これは大幅にお客様に損をさせていることをご存知でしょうか?
プランは色々ですが、断熱等級4とHEAT20のG2以上の建物の光熱費の差はとても大きいです。
例えばこんな感じです。
東京で断熱等級4 年間暖房費80,175円 年間冷房費 4,069円
東京で断熱等級6(HEAT20G2)年間暖房費21,994円 年間冷房費 3,312円
冷房費に関しては余り差がありませんが、暖房費は約4倍違います。年間で6万円あまりの差が生まれます。
35年のローン支払期間をとおして考えると200万円ほどの差になります。
ご存知の様に売値で断熱等級4と断熱等級6(HEAT20G2)の差は、大きくても200万円ほどです。
ということを考えると、200万円で、35年間の快適性が買えます。
それは、断熱等級4の真冬の室温が10~12度。これに対して、HEAT20 G2の室温は16度程度です。
この4度は非常に大きいですね。
太陽光の検討で大きく損をする
更に、真冬の太陽光の取り入れと、真夏の太陽光の遮蔽をしっかりすると,このぐらい違います。
断熱等級6(HEAT20G2)で日射考慮無し 年間暖房費40,898円 年間冷房費 4,147円
断熱等級6(HEAT20G2)で日射考慮あり 年間暖房費21,994円 年間冷房費 3,312円
こちらも冷房費は大きな差にならないですが,暖房費は2倍違います。
特に冬の太陽光取り入れは積極的にしないと,勿体ないです。
しかも、コストアップは余りしませんし、プランを変えるだけでいいわけです。
とにかく、日射を考慮したプランを作らないといけません。
シミュレーション色々やってみると面白いですよ。
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