高性能住宅を安く 4
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店さんの役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年10月4日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第433号》》》
高性能は、高断熱だけじゃない
この他にも、高性能にするための様々な様相があります。
バリアフリー
高耐久
高耐震
この3つ以外にもありますが、この3つは最小限必要な要素です。
バリアフリー
若いうちは問題がありませんが、やっぱりどんな人間も年を取ります。
そして、このバリアフリーは、構造と断熱を除けば設計上最も厄介な部分かもしれません。
構造と断熱は後から強化するのは大変ですが、このバリアフリーもある意味同じです。
階段をスロープに変更するなんていうのは、まだできても土間で生活するように変更するというのも大問題です。
床の高さが高い方が、雨からのリスクを少なくできますが、玄関が充分に広くないと玄関で車椅子への通行の妨げとなります。
ここをもう少し広く取っておくことで、収納も確保して、将来的に玄関にスロープを作る前提での設計が好ましいです。
これと、コストダウンとは両立しませんが、老後をテーマを施主に投げかけてあげれば良いと思います。
コストダウンすると狭く小さくなりますが、この辺りは課題が大きいなと思います。
いっそのこと床を張らないというライフスタイルもありかもしれません。
高耐久
高耐久というのは、コストとはあまり関係がありません。
木材をホワイトウッドの集成を使おうが、檜の無垢材を使おうが、ヤング率などで比較する上でのハンデはあまりありません。
無垢材は生きていて、集成材は死んでいうとう工務店の社長がかなりおられますが、両方とも木材としては当たり前ですが死んでいます。
ただし、無垢材の方がより施工後の狂いが多く、動くと言うことは確実ですね。集成材に関していえば歴史が短い分不利は否めません。接着剤の強度と耐久性に関してもいろいろなご意見があります。
ただし、集成材の方が材料のばらつきが吸収されて、施工後の狂いは少ないわけです。
その他、配管などの耐久性はそもそもないので、交換を前提として考えるべきですね。電気配線も、50年は持たない可能性もあります。そもそもそれほどその長期間保証をしてくれる材料はありません。
構造材以外は、50年後には補修ができる事が前提になると思っています。
高耐震
耐震等級が3というのは、一般の方にも浸透していています。
それも許容力度計算で行うというのが大前提です。
それでコストダウンを考えるわけです。安くしようとすると2×4の優位性が出てきます。
これはなかなか移行する工務店さんが少ないのですが、在来よりも2×4の方がコストを下げられます。ただし、大工さんが嫌がる場合もあるので、この辺りはどの様に考えて行くか?ですね。
個人的には、2×4ばかりだと当社の売上が激減しますが、現状のように市場シェアが5%というのは低すぎる様に感じます。
特に、これだけ建材が高騰すると、2×4の住宅のコスト力はうらやましいです。
もちろん、在来でも安くできない事はありませんが、少ない棟数を建てている工務店さんはコストダウンがなかなかできないので厳しいかもしれませんね。
この辺りは、2×4の専門家にも取材をしてみたいと思っています。
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