床下エアコンのやってはいけないこと
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年7月3日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第345》》
新建ハウジングの床下エアコン
先日、5月のある号の新建ハウジングには、2種類の床下エアコンが掲載されていました。
たまたま、別々の2社が取材されており、両者とも床下エアコンをやっていました。そのうち1社は小屋裏エアコンも取り組まれていました。
ですが、かなり違和感がある写真でして、多分上手く暖房できないだろうなと思わせる写真が掲載されていたのです。
1つは、エアコンが完全に床下に埋まるように設置されています。つまり、エアコンの空気取り入れ口が、床下にある形ですね。
メンテナンスどうするのか?とも思いますが、これではそもそも効きません。
もう1台は、エアコンの吹き出し口が床よりも100ミリほど上にあるので、エアコン全体が床上に設置されてます。いわゆる壁掛けの普通のエアコンをかなり低めに付けるという体になっています。
これも暖気が床下に全くいかないので、効かないだろうなと想像されます。
効く床下エアコンの条件
では、どんな風に床下エアコンを設置したら効くのでしょうか?
これまで、床下エアコンは、新住協さんのグループや、松尾設計室さんの指導でどんどん普及してきました。
答えは、西方里見先生の書かれた『最高の断熱・エコハウスを作る方法(令和の大改訂版)』に詳しく書かれています。また、松尾和也先生の『エコハウス超入門』にもある程度書いてあります。
- エアコンの吸気口(上部の吸い込み口)は、床の上に露出している事
- エアコンの吹き出し口は、床下にあること
- 吹き出し口のまわりには、空気の巻き込みを防ぐ工夫があること
- ガラリは、かならず必要数以上入れること
基本的にはこの4つです。
その他にもありますが、この4つを守って貰えれば、大きな失敗はありません。
要するにエアコンのファンで床下にある程度圧力をかける必要があります。そうでないと暖気が動きません。
新建ハウジング掲載の床下エアコンこの1と2が守れていません。
だから上手くいかないのです。
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