3階建ての床下エアコンと小屋裏エアコン 1
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年7月12日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第354号》》》
◆3階建ての空調計画は?
先日から、3階建ての空調計画の検討依頼が来ています。
本当は、松尾先生にプランして欲しいのだけど、ちょっと敷居が高いので、ということで当社にご相談いただきました。
プランは既にあるので、あとは空調計画ということになります。
今日は、3階建ての空調計画の注意点などを書いていきたいと思います。
これは、当社には2階での床下エアコンと小屋裏エアコンの提案に関してはそれなりに経験があります。
ただし、3階建ての空調計画に関しては、それほど実績がありません。ちょっと手探りの部分がありますので、その点ご了承ください。
ご依頼いただくことはOKですが、一部は一緒に考えながら行う事になります。
では、ちょっと考えてみたいと思います。
◆2階建てと3階建ての違い
2階建ての場合は、1階で暖房を行って、2階に暖気を運び、2階や小屋裏で冷房をして、冷気を1階に運ぶことの計画が多いです。
これは、総2階だと計画しやすくて、下屋が大きい建物は少し難易度が上がりますが、基本は同じです。
ところが3階建ての場合は、3階を冷房しても1階まで適切に冷気はおりませんし。1階を暖房しても、3階まで暖気が上がる保証はありません。
吹き抜けを設けたいところですが、3階建ては狭小地に建てることが多いので、1階2階間の服抜けや、2階3階間の服抜けなどは計画できても、1階から3階に抜ける計画というのはちょっとあり得ません。
ですから、吹き抜けで冷気、暖気を運ぶという計画は難しいです。
また、狭小住宅であるため、ダクト配管もしにくいです。パイプスペースを設けると居室が狭くなってしまいます。
ということで、3階建ての空調計画は各階ごとに行うことが前提になります。
それに加えて、1階2階間とか、2階3階間での空調を勧化得ることになります。
◆基本性能
そのための、基本的な性能は、このようになリます。
- HEAT20 G2は最低でもあること
ZEHでもできなくはありませんが、少し余裕がなくなるので、UA値は0.46を切って欲しいです。
2.間取りによっては各階エアコンになる
3.日射遮蔽・日射取得がうまくできない場合も想定
3階建ての場合は、外付けブラインドや、シェードのコントロールが上手にできる計画ができない場合もあります。
こんな感じで、実際の計画を考えてみたいと思います。
詳細は明日!
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