エアコン 集中講義 3
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年8月1日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第374号》》》
エアコンの高効率の秘密
エアコンの効率はとても高いといわれています。
投入仕事量の3倍以上の効率で回せます。
電力会社の送電ロスなどを含めて、1次エネルギーと2次エネルギーの差は、およそ2.7倍。
これは、発電所に投入したエネルギーが、発電所での発電時のロスや、送電ロス、変電ロスなどが全て合わさると、投入エネルギーのおよそ1/2.7になってしまいます。
逆に言えば、電気機器は3倍以上の効率では無いと、ガスストーブや石油ストーブに高率では勝てないということを意味します。
ですので、エアコンと一部の温水ユニット以外の電気ストーブなどは全く効率的にはあり得ないということになるのです。
さて、そのエアコンですが、昨日もお知らせしたモリエ線図(モリエル線図)にその秘密が隠れています。
もう一度、モリエ線図をご確認下さい。
この線図の中で、機械が仕事をするのは、圧縮行程だけです。
あっ出航邸はコンプレッサーの中で冷媒が圧縮されているので、ここは電気を使いますが、それ以外は冷媒が勝手に体積を減らして、熱エネルギーという形で暖房を行い、充分暖房したところで、体積を増やして、熱エネルギーを奪います。これが冷房です。
冷暖房は、屋内の本体と室外機で逆の作用になりますが、その熱を屋内と外気に解放するために両方ともファンが付いています。
ファンも電気を使いますが、回転体の消費エネルギーは非常に小さいので、大きな仕事はこの圧縮行程だけです。
この圧縮仕事部分と、暖房、冷房効果の長さの比率が、効率ということになるのです。
そして、このサイクルそのものがヒートポンプという事になります。
いずれにしても、この比率で冷房も暖房も効いてきますので、効率が良い場合と悪い阿合を明日は考えてみたいともいます。
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