エアコンの台数は少ない方が得
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年8月11日の断熱ブログ第37号》》》
エアコンの台数は何台つけていますか?
これは、当社で講師をお願いしている建築士の松尾和也先生の言葉ですが、
自動車を購入する時後部座席だけエアコンが効かないとか
エアコンがオプションの自動車は基本ない
なので、住宅も空調をセットで考えてこそが商品です。
ということです。
つまり、皆さんが提供する住宅という商品にエアコンはセットになります。
もちろん、エアコンはお客様手配だというお考えの工務店もいらっしゃるでしょう。
エアコンを35年ローンで払うのは違うだろうという考えもあるのは承知しています。
ただ、お客様は建物を購入しているのですが、その空間そのものにお金を払っている訳です。
であるなら、その空気の温度や湿度に関しても責任を持つというのは住宅会社の責任なんじゃないかなと思います。
最低限エアコンのサイズと台数の提案を
ですので、できれば冷暖房負荷を計算して、どんな冷暖房が一番エコなのかを考えて、使い方を説明するということを建物の引き渡し時には行うべきなのではないでしょうか。
冷暖房負荷は、ソフトを使えば簡単に計算は可能です。
どのソフトでも良いのですが、居室毎にエアコンを取り付けるなんて、商事ナンセンスだと思います。
4LDKだったら5台のエアコンをつけるとすると、エアコンの寿命が来る15年毎に5台を取り替えることになります。
最初の5台は住宅ローンに含んでいるとしても、次の5台は自腹での買い換えになります。古い機械の処分費用+新規のエアコン代+取り付け費用で1番安い6畳用を取り付けた多としても10万円はかかるでしょう。
リビングには大きなものが付いている可能性が高いのでもっとしますよね。
5台交換すると60~70万円の費用がかかると思います。
それが15年毎にかかるわけです。
15年で60万円とすると毎年4万円以上のエアコン本体代金をお客様に強いることになるわけです。月に4千円近くの費用が電気代以外にかかる計算になります。
ソフトを使えば、ZEHかそれ以上の性能があれば、40坪以下の住宅は2台以下でプランニングが可能です。
2台だと大型のエアコンを採用したとしても、交換費用は高くても25万円程度にできます。15年で割ると、年間1.7万円と半分以下ですみます。
エアコン2台で組み立てる
家づくりにおいてエアコン2台で組み立てられると、お客様への提案の幅が広がるとともに圧倒的な差別化になります。
冒頭の松尾先生の言葉がそのまま一般的になれば、
顧客満足度が上がる
お客様の使うお金がエアコンではなく、住宅に向かう
他社はできないので、評判になる
基本的には良いことしか有りません。
これからの工務店はどう考えても空調提案を含めるべきだと思いますし、大手はその方向に進んでいますからね。
このあたりでは、当社が充分サポートできると思います。
良かったら頼ってください。
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