高断熱住宅にすると実際どのぐらい上がるのか?

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきたいと思います。

《《《2021年11月7日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第113号》》》

単純に考えると高くなる住宅

当たり前なんですが、性能を上げればあげるほど家は高くなります。

自動車も同じなのですが、エンジンだけではなく、ハイブリッドにして、大型電池を積んで、モーターを積むと自動車は高くなります。

そのため、電気自動車というのが登場して、エンジンを捨てて、モーターとバッテリーだけ自動車を動かそうとしています。

実はこれは大変な問題をはらんでいまして、エンジンというのは日本のお家芸である『すりあわせ技術』の最高傑作だったのです。

それは、エンジンの鋳物、精密加工、精密部品量産ときて、高精度の組み立てを行って所定の性能を出す生産工程をある程度安く、大量に作るというのが最高に上手なので日本企業でした。

トヨタの豊田社長が、政府が考える電気自動車への一斉転換に否定的なのは、これらの膨大な蓄積と、人員、企業群、部品供給体制など100万人、200万人規模での影響が出るためです。

そのために、全車種ハイブリッド化を行ってから、順次電気化をすべきだと考えているからなのでしょう。

ですが、市場をその時間をトヨタに与えてくれるかは微妙になっています、欧米や中国での急速な電気自動車の普及がトヨタの予想を上回り、活力を大幅にそぐかもしれません。

そんな自動車産業の問題点と同様に、住宅にも似たような問題点があります。

昨日書いた断熱等級7への急激な断熱性能UPに対応して行くためには、当然ですが外壁が厚くなっていきます。

UA値0.3を切る、サブ0.3の世界

UA値は、0.8前後から、0.6程度までは比較的簡単に向上させることができます。

16Kのグラスウール100ミリ一杯にして、天井に200ミリを転がして、窓をペアガラスにすればだいたいUA値が0.6を切るような仕様にすることが可能です。コストアップも限定的ですし、どの会社でも対応できました。

そして、UA値0.46という、HEAT20の6地域のG2と呼ばれる基準にもギリギリ充填断熱で対応できます。

高性能16Kか24Kのグラスウール、もしくは100倍発泡ウレタンを105ミリの壁一杯に充填して、樹脂ペアか、トリプルサッシ、天井は24K のGWだと200ミリ~300ミリ。100倍発泡のウレタンも天井に300ミリとか施工すれば問題無くUA値0.46前後は対応ができます。

これも少し高くなりますが、販売価格への影響はほとんど無いでしょう。

ですが、これがいざUA値0.35前後になるともう充填だけでは難しくなります。

壁構造の2×4住宅だと断熱性能が厳しいので、2x6さらには2×8と壁が厚くなっている2x住宅のように、在来工法だと壁をふかして、充填断熱を増やすとしても120ミリか、頑張って150ミリでしょうか。これでも、UA値は、0.35前後にしかなりません。

これが、UA値0.3を切る世界になると、充填だけだと不十分になります。

細かい仕様は別途公開しますが、UA値0.25と一条工務店と同等仕様の住宅を建てようとすると、壁は150ミリでは厳しく、200ミリ近くを狙っていかないといけません。

当社の場合は、30倍発泡のウレタンを75ミリ+40KのGW100ミリの外張り、天井は150~180ミリのウレタン、基礎断熱、オールトリプル樹脂サッシということでナントカUA値0.25ということになります。

こうなると当然ですが大幅なコストアップですね。

断熱だけで今まで4等級だと30万円前後だったものが、300万円ぐらいになってきます。

つまり、250万円以上のコストアップになります。当然ですが、売値で350万円は上げないといけません。現在の住宅ローンの状況からすれば、おそよ9千円の住宅ローンのUPになります。

4等級が7等級になると、光熱費が1万円は下がると思いますので、結局行ってこいで、月間の生活費は変わらないです。

そのため、健康という要素を考えると、本来はお客様にとっては得になるのですが、その部分を十分に理解してくれません。

目先の建物の価格を下げることだけを考えます。であれば、見かけ上どのように住宅価格を提案していくかを次号で考えたいと思います。

今日は、4等級が7等級になると250~300万円前後はコストアップするということをお伝えいたしました。

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    Posted by 湊 洋一