外断熱をする決め手1
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年4月8日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第261号》》》
どうして付加断熱をするのか?
急浮上している付加断熱ですが、正直な話、付加断熱をする必要があるのかないのかを書いていきたいと思っています。
というのは、これまでも散々書いてきたように建設コスタが上がってしまうからです。
現在、普通に住宅を建てる場合、300万円から500万円の売値の上昇が見られます。
これまでと全く同じ仕様に比べて500万円もの売価が上がっているのですから、更に仕様を上げるということは本当に得になるのか?それとも損になるのかを考えたいと思います。
というのは、この間訪問した事務所で、『どうして外断熱をしないといけないのか?決め手が解らない』といわれたからです。
結論を始めに書いておけば、付加断熱は、予算に限りがある限りできればやった方が良いと思います。
今日はそのことについて書いていきます。
◆お客様の得を考える
それは、家を建てるお客様の得を考えることから始まります。
お客様の得とは、2つの側面があります。
- 金銭的、経済的得
- 非経済的な得
- 心理的な得
この3つになります。それぞれについて見ていきたいと想います。
金銭的、経済的なメリット
これが一番説得力がある要素になりますが、外断熱をするしないで、コストとトレードオフの関係になる光熱費を考えます。
外断熱のコストは、色々あります。
UA値のどこを狙うのか?充填断熱が何かを基本に考えたいと思います。
結論から言えば、外断熱のコストアップは、平米2千円から5千円です。
壁の面積は、35坪の建物で、140~180平米程度ですから。最小値で28万円~最大値で90万円ぐらいでしょうか。
売値で利益が25~40%とすると、38万円~150万円程度の販売価格になります。
それ以外に、窓の性能UPなどを加えると、売値で考えると80~250万円ぐらいのUPになるでしょう。
変動金利0.8%で35年の住宅ローンでいえば、2,200円~6,800円ということになるでしょうか?
これに対して、光熱費がどの程度下がるか?という問題ですよね。
それはこんな感じになります。
つくば市(5地域)の場合
断熱等級4の住宅(UA値0.84) 年間冷暖費用 59.420円
HEAT20 G2の住宅(UA値0.44) 年間冷暖房負荷 38,873円
月平均 1,720円
これだと、光熱費の低減だけではお客様はそんをすることになります。
シミュレーションによっては、差額が月額4000円以上なる場合がありますので、その場合は外断熱をした方が得になりますよね。
続きは、明日また書きますね。
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