地球温暖化はあなたのせいです。
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年8月17日の断熱ブログ第43号》》》
地球温暖化の責任はあなたにあります!
『地球温暖化の責任は全てあなたにある!』と言われたら、そんなわけないじゃないかと思いますよね。
僕でもそう思います。
ですが、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書では、現在の気候変動(つまり地球温暖化)の原因は、すべて人間の活動に起因すると決定しました。
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/6th/index.html
つまりこういうことです。
人類の生活そのものが地球温暖化を引き起こしています。
つまり、あなたの責任も少しは(70億分の1ですが)あるわけです。
二酸化炭素を排出するライフスタイルを改めないといけないという警鐘が既に五月蠅く鳴っています。
先日からの九州、中国地方の豪雨も、欧州や、米国等で観測されている熱波と呼ばれる現象も。(今年イタリアは、気温50度を観測しました。)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H9F_Y7A820C1CR0000/
これまで、地球温暖化の原因は、CO2ではないという科学者もいて、この点に関してははっきりしなかったのです。
ですが、もう逃げられないというのが今回の報告書です。
我々の生活が、地球を危機に陥れて、人類滅亡という映画のような事実を突きつけているわけです。
じゃどうすれば良いんだ!
日本政府が宣言した、2050年の脱炭素
そのために、昨年の12月に管総理が、日本政府として2050年にCO2の排出量がゼロになる事を宣言しています。
今回の8月のIPCCの報告書はこれを早めないといけないという性質のものですが、とりあえず最低でも、2050年までに脱炭素を達成しないといけません。
欧州は既にこの方向に舵を切っています。ドイツ、フランスなどEU諸国はこれを達成するために最大限の努力をしています。
先日、英国のジョンソン首相に、『日本は2030年までに火力発電を全廃しろ!』と言われたところです。
解りますでしょうか?全廃です。
そのために、どうすれば良いのか?
もう既に答えが出ています。
答えは、LCCM住宅を作る
既に答えが出ていまして、日本の住宅を全てLCCM住宅にすれば、この問題はかなりクリアに前進します。
LCCMは、なにかといえば、ライフサイクルカーボンマイナス(Life Cycle Carbon Minus)住宅の略です。
つまりは、住宅の建築、活用、解体においてのエネルギーを計算して、全てのCO2排出を太陽光パネルの発電を使って打ち消していこうという住宅になります。
結論からいえば、こんなレベルの住宅を今後建設して行くことが、企業としてもモラルになる可能性があります。
断熱仕様:HEAT20 G2以上
太陽光パネル:10Kwh程度搭載
蓄電池標準装備、全館空調はほぼ必須で、低燃費な住宅
ZEHとの違いは、ZEHは一年を通じて発電エネルギー=消費エネルギーで良いのに対して、LCCM住宅は建設時の排出量、廃却時の排出量も全て生み出さないといけないということになります。
非常に大雑把ですが、ZEHに比べて2倍程度はエコでないといけません。
このあたりは、CASBEEという住宅性能の評価制度で評価しないといけないようですね。
LCCM住宅は認定機関が現在、IBECという組織になっていて、CASBEEという住宅評価制度は同じIBECが認定しているからという大人の事情もあるようですけれども、
何れにしても、単なるエコ住宅ではなくLCCM住宅を狙っていくというのも今後の工務店の責務かなととも考えています。
当社でもサポートできますので、ご質問は何なりと。
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