ゼロエネルギーハウスのための空調戦略

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《《《2024年9月23日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第681号》》

今日は、イチローさんの草野球を見てきました。

対戦相手は、女子高校生でした。YouTubeで生中継やっていて、15万人とかが見ていたそうですね。

イヤとんでもない人気です。

イチローさんはCMも未だに沢山出演していますからね。

ちなみに、松坂大輔さんと、松井秀喜さんも出場していました。

日本のなんちゃってZEH

日本のZEHとアメリカ、ヨーロッパのゼロエネルギーハウスは、全く違う物です。

どちらも、建物で使うエネルギーを発電でまかなうというのは、同じなんですが、2つ問題があります。

・そもそも、住宅のエネルギー量が日本は少ない

・日本のZEHは、太陽光パネルの発電量で自宅のエネルギーをすべてまかなえない

何のことかからないと思いますので、詳しく書いていきます。

欧米は日本の住宅よりも大きいことが多いのと、そもそも空調が全館空調、セントラルヒーティングのためのエネルギーの使用量がとても多いのです。

そのため、アメリカやカナダでゼロエネルギーハウスといったら、日本での断熱等級7を超える性能を求められます。

実際にバンクーバーで取材した時に、多くの施主は、パッシブハウスとゼロエネルギーハウスを比べて、ゼロエネルギーハウスにしたと証言していました。

つまり、アメリカ式のパッシブハウスとゼロエネルギーハウスを比較して、ちょっとはコストが小さいゼロエネルギーハウスにするという感じでしょうか?

性能を聞いても、断熱等級7よりも少し良い程度の性能になっていました。

ZEHは、ゼロエネルギーではない?

更に、問題があります。ZEHは太陽光パネルを載せても、ゼロエネルギーにはならないんですよね。

これは、ZEHギリギリだとダメだということなんですね。

だいたい、年間の光熱費の20%ぐらいは足が出るということですから、省エネルギー等級6の20%削減では無くて、40%削減を目指してちょうど良い感じでしょうか?

省エネルギー等級は、今のところ20%削減の等級6が最高等級ですから、40%削減の実質等級8というのは存在していません。

いずれここまではできるんじゃ無いかな?とは思いますので、2030年ぐらいまで待ってみたいと思います。

空調計画

本来のゼロエネルギーハウスでの、空調計画は可能ですが、ZEHという断熱等級5で、省エネルギー等級6という性能では、全館空調を入れるとむしろ、エネルギーロスになりますので、居室ごとの空調が良いのではと思います。

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Posted by 湊 洋一