電線の状況がやばい
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《《《2024年1月31日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第456号》》》
今電線が全然在庫がない。
これが住宅建築だけではなく、建設業全体にかなり悪影響が出ているので、原因を探りました。
電線は、着工時に確保
今、住宅建設において問題は、電線の確保です。
これは、去年の11月ぐらいから急に出てきた話のようですね。
電線工業会、建設用電線需給ひっ迫で流通・電気工事業界に協力要請。市場鎮静化へ発注時期平準化など(Yahooニュース:鉄鋼新聞)
一時期鉄鋼が高くなって、不足、不足といわれて値上げラッシュが続いていましたが、鉄鋼は落ち着きました。落ち着いたから値下げになったか?といえばそうでは無いのですが。
鉄鋼不足の理由は、急速な景気の回復で、このインフレの要因の1つにもなりました。
今回の電線不足は、その一環もある様ですが、それ以外の要因もあるのです。
まずは、銅価格を年次でみてください。(世界経済のネタ帳より リンク先に飛びます!)
これを見る限りドルベースで1トンあたり8千ドル近辺の高値圏である事が解ります。
更に、これはドルベースなので記録的な円安となった先日来の150円円前後の円価格もあって、日本円での銅価格は史上最高でした。
それもあって、電線メーカーはコスト高で苦労しています。
更に、大阪万博の建設が今後ピークを迎えますので、こちらでも電線需要がとても旺盛です。
更にですが、マンション建設は落ち着いていますが、再開発が東京、大阪でかなりの勢いで行われています。
大阪の事情はよくわかりませんが、都内だけでも先日開業した麻布台ヒルズに加えて、TOKYOトーチなど大型建設が目白押しです。
更に更に、半導体工場の大きな投資が起こっています。
TSMCやソニーの熊本、石川県でも東芝のパワー半導体の工場建設が佳境を迎えていました。
ということで、建設ラッシュは喜ばしいことなのですが、電線の生産は新しい投資が行われていないので、そんなに急には増やせないのですね。
ということで、電線ですが普通の納期に比べて、数ヶ月長くなっています。
着工時に電線確保を電気屋さんに確約させないと、引き渡しが伸びるので要注意ですね。
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