暖房がまんのこの冬

おはようございます。

MX代表のみなとです。

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《《《2023年2月17日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第115号》》》

季節が巡っているのを感じます。

この数日は寒かったですが、そろそろ三寒四温の季節に差し掛かっています。

梅の便りが聞かれて、春はまだ先だったのが、春はそこまでという感じですかね。

断熱屋にとっては、春は余り面白い時期ではありません。

というのは、性能の違いがあまり結果に表れないからです。

今年の冬は、光熱費の価格UPで、昨年12月の電気代が恐ろしいことになっていましたが、それももう1ヶ月ですね。

北海道は3月までは寒いのですが、本州、特に関東以西は3月からは昼間はようやく暖かくなります。ただし、暖房に関しては、4月上旬まで使う事になりますが、厳冬期とは違う暖房機の使い方が必要です。

厳冬期の暖房

12月下旬から2月上旬の厳冬期は、特に高齢者ほど寒さを感じるのは問題があります。

そして、今年は電気代が高騰したために、暖房費用をケチって,結果として健康を損ねた方がかなりいたという話を見ました。

昨年の10月にパナソニック株式会社が行った調査によれば、約半数が「今年の冬は、節電のため暖房をガマンしたい」と回答。約9割が値上げに「不安を感じる」。

これは本当に不味いのです。本来は建物全体を空調したいところです。

欧米ではセントラルヒーティング当たり前になっています。

これは、断熱性能が良いとか悪いとかではなく、アメリカやドイツなどでは、建物全体が暖かいのは当たり前なんです。その上で、エコのために性能を良くするという順番になっています。

日本では、その逆で温度差を解消するために性能を上げて、空調はエアコンみたいな住宅ばかりです。

ですが、せめて厳冬期は、寒さを感じないように温度ムラが小さくなる暖房を心がける必要があります。

これからの暖房

これからは、日中の気温が15度以上になることが多いですから、暖房は、タイマーで夜だけ、朝だけという使い方がいいでしょう。

そして、寒さを感じてから暖房を入れても構いません。まあ、快適性を考えると、夕方4時か、5時になったらエアコンを動かして、就寝する10時ぐらいまでスイッチを入れて、朝6時ぐらいに再度動かすと言うのもOKです。

これは厳冬期とは違います。厳冬期は夜の室温が下がりすぎると、トイレや廊下の温度が13度以下になるのでヒートショックが起きますが、3月以降はそんな心配も無くなってきますし、途中覚醒も少なくなります。

途中覚醒とは、夜中に目が覚める現象で、呼気(つまり室温)が下がりすぎるということで体温が下がりすぎるので発生するといわれています。

暖房がまんのこの冬がようやく終わりを迎えます。

なんとか、断熱等級6以上にしていただいて、真冬でも室温が15度以下になることを避けて欲しいですね。

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Posted by 湊 洋一