窓は日射遮蔽か?日射取得か?
皆さん、こんばんは。
MX代表のみなとです。
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《《《2024年8月27日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第654号》》
このテーマはかなりマニアックです。いつもの概念論ではなく、具体的なテクニックなので、本来はイラストが欲しいところなのですが、多分難しいので文章で書いていきます。
これが理解できないといけないので、解らない方は直接瞑しますから聞いてください。
太陽高度
実は、窓の設計は自然の大きく関係があります。
冬と春秋と夏という、3つのパターンの間で季節は揺れ動いています。
揺れ動くのでは無く、1年かけて単振動しているというのがある意味正しい見方かもれしれません。
閑話休題
これは地球の公転の軸が少し斜めって回っていて、その軸と太陽の関係から季節ができています。
つまり太陽は常に地球の自転の中心にいるのですが、地軸も傾いているので、季節が生まれるわけです。
そして、冬は真東よりもかなり南寄りの地点から太陽が昇ってきます。その逆に夏は真東よりも北側からのぼってくるのです。
そして、南中といて一番太陽が高くなる高度は、80度以上になり、真冬は35度程度まで落ちてきます。
このときの太陽からのエネルギーはいつでも常に同じです。
◆冬の場合
冬の場合は、できるだけ太陽光を取り込んで、暖かさを、熱のエネルギーを屋内に入れて欲しいのです。
そのため。一番大切な南側の直射日光が入る窓はなるべく、日射取得のタイプにするべきです。
主に南側の窓になりますので、南向けの窓は日射取得ができる断熱対応の窓にすべきです。
なるべく多くの熱のエネルギーを取り込むと、その分暖房費を節約できます。
春秋の場合
これは太陽の動きは同じです。
3月頃と9月頃は同じように動きます。
ただし、春は太陽が恋しいですし、秋は暑くなるので太陽光を入れないでほしいと思います。ですので、同じ角度でも季節によって太陽光の扱いが異なります。
夏は太陽光を入れないで、冬は入れたいとなっても、実際の窓の性能は固定ですので、住人が葭簀、タープなどの防衛策をしないとけません。
夏の場合
太陽高度が80度近くとほぼ真上に来ますので、午前11時から午後2時ぐらいの太陽は気にしないでいいです。
ですが、逆に朝日がはいるとか、夕日が入ってくる窓は徹底的に対策しないと行けません。
そこがメインで当たる部分の窓は、日射遮蔽を旨とする窓を入れておくべきです。
まとめ
まとめると、南側の窓は、日射取得型が良さそうです。そして、入ってくる日差しが気になる9月後半以降は、よしずやタープを使って日光をカットしてください。
それ以外の窓は、太陽光を取り込むよりも遮る方が有効なので、日射社遮蔽型がいいのでは無いかなと思います。
高やっと細かい対応が、快適な建物になります。
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