プランの肝は窓

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年7月10日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第608号》》

先日、Xにこんな投稿がありました。

正確な文章ではないのですが、『今商談している工務店曰く、性能が上がってきているので南側に大きな窓とかというのは、全く関係なく、冬暖かくなりますから大丈夫です。』という感じの投稿でした。

これ考えたいと思います。

窓が南でなくていいのか?

大開口が南に向いている理由は、こんな感じです。

冬の日射取得ができると、昼間の暖房費がかなり抑えられる

庇やシェードで夏の日射は押さえられるので、南に大開口が空いても冷房負荷はそれほど上がらない

この2つがあるので、南側になるべく大開口持ってきたら良いよということになります。

つまり、経済的な要因が大きいのです。

もちろん、その方が快適性が上がりますが。

それを無視して家づくりをやるとこんな弊害があります。

東西面に大開口がある場合

建物の東西面に大きな開港があると、こんな問題があります。

東の大開口

午前中の太陽光がどどーんと入ってきます。夏の午前中は、太陽の高度が低いので建物の奥までしっかりと熱と光が入ってきます。

朝ゆっくり眠りたい方は、東側に寝室がない方が良いかもしれませんね。

夏に熱も光も入ってくるので、エアコンもフルパワーで排熱しないといけません。

これは、西に向いた窓でも全く同じ事です。

西の場合は、西日といって午後から夕方の日が入ってきます。

西側に寝室があるとエアコンをつけているのに、なんだか暑い、寝苦しいという事になります。

北側の大きな窓

北側の窓は、寒くなります。冬に一切直射日光が入ってきません。

その割に、吐き出しの惑って、トリプルにしても壁よりも性能がどうしても低くなります。

それがいくつもあるとその部分が寒くなります。

北の窓は直射日光が入ってくるのは、真夏の早朝と夕方だけです。しかも太陽高度が低いので、ほとんど他の建物の邪魔になって入ってきません。

真夏なので、入ってこない方が良いですけれども。

窓のサイズと位置

窓のサイズと位置は、建物にとって一つの肝になります。

これを無視した方が、外観が自由に作れていいのですが、自然の恵みを無視する家づくりになってしまいます。

お客様が太陽光なんてどうでも良いといわない限り、窓のサイズと位置ってプランニングには非常に重要だということはご理解ください。

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Posted by 湊 洋一