簡単にUA値を上げる方法
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年5月30日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第214号》》
工務店さんが、断熱等級7をやろうと思うととっても大変です。
外壁にネオマフォームを100ミリ程度はる必要がありますよね。窓はトリプルサッシ以外は選べないと思います。
当社はキューワンボードとミラフォームラムダを販売しています。特にミラフォームラムダは2023年9月末まで特別価格の提供中です。
ですが、断熱等級6というのはそこまで大変ではありません。
コスト的には、断熱等級4からちょっとあげてもらうといけるでしょう。
具体的には断熱等級4⇒断熱等級6の場合は、100万円ぐらいの原価で性能が上がります。
具体的に見ていきたいと思います。
性能向上の順番
お金を掛けずに、家の性能を上げるには以下の順番が一番てっとり速いかなと思います。
- 窓 アルミ樹脂複合を樹脂サッシに
- 基礎断熱 現在も使える計算式では、床断熱⇒基礎断熱にするだけで0.03ぐらいはあげられます
- 壁の断熱材の性能UP これは、面積が大きいので効きます
- 屋根の性能向上 一番暑くできるのは屋根ですが、面積が小さいので影響が少ないです。
この4つを対応してもらえると、断熱等級6に対応するのはそんなに難しくありません。
具体的に見ていきましょう。
- 窓の性能向上
アルミ樹脂サッシのJISのU値(熱貫流率)は、2.91か2.33W/平米kとなっています。これを樹脂サッシにすると2.33か2.15W/平米Kとなっています。
これは、JIS値ですが、メーカらから個別の窓の数値が公表されていて、これを使った計算するとそれだけで建物のUA値は上げられます。ですから、建物のUA値を算出するときには、窓は各メーカが出している自主判定基準に沿って計算するようにしてください。
YKKAPのAPW330mでは1.3台W/平米Kにっていますし、エピソードIIでも2を切っています。
特に大きな窓が沢山使われる建物はこれだけで大きな性能差です。
2.基礎断熱
これは旧計算法になります。新計算法では、基礎断熱底盤面の距離も影響します。
旧計算法ではコストをほとんど変えずに、床断熱⇒基礎断熱に変更するだけであげられます。
現在は、この基礎断熱における旧計算法と、新計算法ですが、両方使っていいという風に
なっていますので、今はまだ使ってBELSや建築確認も取得が可能です。
それだけで、床断熱に比べて、0.03程度良くなります。実際に、U値が0.48W/平米kと
0.45W/平米kでは印象が変わるのはおわかりかなと思います。
3.壁の性能UP
建物において壁の面積はどの建物も150平米以上あります。建物の全面積の50%以上が
壁ですから、たとえ50%としても、壁のU値(熱貫流率)を0.02あげるだけで、全体でUA値が
0.01上がります。
U値の0.02というのはそこまで大きな数字ではありません。
例えば、熱伝導率0.038W/mkの16K高性能のGW100ミリを、熱伝導率0.028W/mkの
スタイロフォーム100ミリに変更すると壁のU値は、0.38が0.28W/平米kになるわけですから、
UA値は0.05上がることになります。
つまりこれだけで、UA値を0.50から、0.45にあげることが可能なのです。
4.屋根の断熱工場
屋根は面積も小さいので、あまり注意を払われないところですが、意外に重要です。
UA値に関わるところでは、それほど影響がありませんが、快適性、特に2階の温度では大きく差が生まれます。このあたり、しっかり対応いただければと思います。
個人的には屋根の断熱はウレタンが一番かな?と思っています。このあたりは個別にご相談ください。
これらを組み合わせることで単位に断熱等級6を作ることが可能です。詳しくはMXエンジニアリングまでご相談くださいね。
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