まだまだ多い土壁
みなさん、こんばんは。
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《《《2025年12月11日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1123号》》
今日は、岐阜のリノベ現場に行ってきました。
40年ほど前の建築現場で建物をある程度解体して、これから新しくするということになっています。
今日は、土壁の写真を撮ってきました。
まだまだ残る土壁
まだまだこのような聚楽壁が残っています。

これは屋内側か見るとこんな感じなんですよね。
解ると思いますが内側の壁はとてもキレイです。
ですが、気になるのは柱から壁がちょっと離れている所が気になります。
そして、反対側から見るとこんな感じです。
これが外壁側の壁になっています。

木舞をかいて土を塗っています。そして、この界壁側にはフィルムも何もないというが田舎の家なんです。
つまり、土の厚さはこれだと5cmぐらいでしょうか?
断熱性能は全くありません。
問題は断熱性能ではない
ですが問題は断熱性能ではなく、気密の著しい低さです。
タイベックのような透湿防水シートなどのフィルムが一切無いので、この柱と土が繋がっていれば問題ないのですが、見ると解ると思いますが、土が縮んでいます。
ここに隙間が生まれているんですね。
この隙間が致命的です。向こうから光が漏れてきます。
つまり、土壁だけの住宅はスカスカになっています。
C値という概念がありますが、多分10とか20でしょう。
透湿防水シートさえあればそこまで悪くありませんが、これだとどんなに断熱を良くしても性能向上しません。
暖気が直ぐに漏れるので、暖房効果ないですね。古い住宅で冷気がやってくるとしたらこの隙間が第一原因だと思います。
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