タマホーム 超高性能住宅の死角 3
おはようございます。
MX代表のみなとです。
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《《《2023年4月4日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第160号》》
タマホームの新製品の話のまとめです。
タマホームの新商品はこちら
よく見ると換気システムは、熱交換型換気システムと書かれているのでこれはこれでいいのです。
このイラストから考えるとローヤル電機かな?と思います。
とにかく熱交換型換気システムが入っているのであれば、タマホームの新商品に関しては問題はないと思います。
ただし、行きがかり上、熱交換型換気システムについて考えていきたいと思っています。
換気システムが働くシーン
日本の熱交換型換気システムの場合は、全熱型が圧倒的に多いです。
全熱型というのは、温度だけではなく湿度も交換するタイプをいいます。
そして、その熱交換効率は、外気温が5度前後から30度ぐらいまでは、80%前後が一般的です。
テストケースで外気温が2度、湿度が30%のケースを考えてみます。
熱交換型換気システムの効率は5度から下がってくるにつれて下がっていきます。
屋内の室温は22度で、湿度は50%だとします。
この時の熱交換効率は、2度なので70%だとします。
22度-2度=20度 このうち70%を交換するので、14度分温度を上げます。
2+14で、16度の空気を熱交換型換気システムは送ってくることになります。
湿度の場合は、もう一ひねり要ります。
それが、絶対湿度使う事になります。
2度、湿度30%の空気の絶対湿度は1.7g/立米です。
22度、湿度50%の空気の絶対湿度は,9.7g/立米になります。この時の熱交換効率は、70%ですから
(9.7-1.7g)x70%=5.6gの水蒸気が室内に戻ってくることになります。
この時の絶対湿度は、1.7+5.6g/立米=7.3g/立米
つまり、16度で、絶対湿度が7.3g/立米の空気が戻ってくることになります。
この時の相対湿度は、53.5%になります。
つまり、屋外の空気に対して絶対湿度で5.6g/立米も加湿された空気が入ってくるというわけです。
これは冬のケースですが、夏の場合は、その逆のことが起きます。
つまり、夏は除湿される効果があるというわけです。
熱交換型換気システムを入れることで、真冬の加湿器の出番がかなり減ることが考えられるのです。
そのため、高性能住宅には、熱交換型換気システムを必ず入れるべきと考えます。
エアコンの台数と熱交換型換気システムというのは、必須アイテムだと思います。
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