夏と冬の断熱の役割
みなさん、こんばんは。
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《《《2025年9月14日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1035号》》
昨日の全館空調の話の続きを書いていきたいと思います。
全館空調というのは、あくまで室温の話でしか有りません。
人間が影響を受ける温度
部屋の中に、人間がいると室温意外に景況を受ける要素がいくつかあります。
人間が体感として、暑いとか寒いとか感じるのは、こんな要素があります。
自分の体温⇒ 活動量+体調
室温(顕熱+潜熱)
輻射熱温度(壁面、天井、床の温度)
着衣量
それと日射量
この中で、人間サイドの問題は、着衣量と自分の体温です。
着衣量は100%自分でコントロールできますし、活動量も同じです。
体調による体温は不随意ですが、いわゆる平熱で、体調が問題ない前提では、人間サイドの問題と考えていいでしょう。
つまり、建物で変えられるのは、2つとなります。
室温
室温は、全館空調システムでコントロール可能です。
ただし、この湿度というのを完全にコントロールできるシステムはあんまりありません。
ある程度左右できるシステムはあるのですが、限度もありますし、費用も罹ります。万能なものはないので、エアコン、除湿機、加湿器に加えて、全熱の熱交換システムを組み合わせて使います。
これらは全館空調システムだけではどうしようもありませんので、組み合わせて使う以外にないのです。
輻射熱温度
これは、床暖房が入っていれば、可変出来ますが、それ以外だと建物の断熱材の素材と厚さに依存します。
面白いのですが、冬と夏で特性が変わるのです。

冬は、UA値の数字が小さければ小さいほど暖かいです。そのため、断熱等級6の住宅よりも、断熱等級7の家の方が冬に暖かいとなります。
ですが、夏は熱容量の影響が大きいようですね。石油系のウレタン、フェノール、EPS、XPSに比べるとグラスウール、更に、セルロースファイバーの方が涼しくなります。
その方向性でいえば、木質断熱材(ウッドファイバー)を使っていれば、更に涼しくなるんだということが報告が有ります。
当社は、遮熱材料を扱っているので、どっちら夏涼しいのか?これを近いうちに実験してみたいと思います。
最後の日射量については、明日詳しく書きます。
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