住友林業の決算を読む 2

みなさん、こんばんは。

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《《《2025年10月3日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1054号》》

シンガポールはナイトレース発祥の地です。

本レースは夜の9時からですが、これはヨーロッパだと夕方というので、視聴者にとって都合が良いのです。

シンガポールに来ると色んな人がいて楽しいですね。

さて、住友林業の2日目です。

昨日は、Financial Fact Bookという資料をひもときたいと思います。

売上げの推移

2020年に3月決算から、12月決算に変更したんですね。

これには理由があって、海外決算は12月決算なんです。現在の売上比率は海外が圧倒的なのでこうしたのだと思われます。

海外部門との連結もこうするとやりやすいですからね。

問題は税務調査されやすいということでしょうか。国税は3月決算だと数が多いので、狙われやすいです。

それにしても、売上げの伸びがすごいですよね。

20年(9ヶ月) 21年   22年   23年   24年  25年予想

8,400億円  1.39兆円 1.67兆円 1.73兆円 2.05兆円 2.56兆円

円安の恩恵も受けているのだと思いますが、すごい勢いで伸びています。特に海外部門の伸びがすごく、住友林業はアメリカのビルダーと言っても過言ではありません。

2024年のアメリカの住宅建築の売上げ 8,480億円

     日本国内の戸建売上げ    3,980億円

 2倍以上の開きがあります。これはこれで分析したいですが、今回は、戸建注文住宅にフォーカスします。

戸建注文住宅の粗利率

これはよく解らないのですが、多分良くて28%ぐらいなのでしょう。

これは現在、国内住宅部門の注文住宅の売上げが、全体の89.2%と約9割を占めているのですが、それでも全体の4,067億円の売り上げで、売上総利益(粗利率)1,003億円だとどうやっても、30%になりそうもありません。

分譲住宅部門が赤字だと別ですが、赤字の事業を続けるほど甘くないですから。

住友林業に関する低利益率の原因は、基本的な上場企業に求められる過剰な品質の高さにあるかもしれませんね。

この1,000億円の粗利で、社員が1,440人、展示場が267カ所もあると維持は大変ですね。

社員が1名コスト800万円として、会社のコストは、250億円近くかかります。展示場の家賃が月に150万円とすると,年間の維持費が1カ所2,000万円、更に5年ごとに立て替える建築費とすべてで、150億円でまかなえるかな?という感じですね。

経常利益が、6.5%、350億円を上げていくのはある程度規模を追いかけてきたから出る事なのでしょうね。

また他の企業も分析して見ます、

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Posted by 湊 洋一