ストーリーこそ全てを癒やす

みなさん、こんばんは。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

感想などいただけるととても嬉しいです

《《《2025年12月8日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1120号》》

まだ書きたいことがあります。

ハラミちゃんのコンサートでは、来場者からの手紙を読んでリクエストの曲を弾くコーナーがあります。

今回は2曲ありました。

一つが凄く印象に残ったので書いておきます。私の記憶にあることなので少し内容は違うかもしれません。

リクエストのストーリー

今年の春、夫を見送りました。

長い結婚生活だったのに、私は一度も「好きだよ」「愛しているよ」と、正面から言えませんでした。言おうとすると、照れくささが先に立って、笑ってごまかしてしまう。そんな不器用なまま、時間だけが過ぎていきました。

最後の入院の日々もそうでした。

病室のベッドの上で、眠ったり目を覚ましたりを繰り返す夫の横で、私は椅子に座り、毛布の端をぎゅっと握りしめていました。本当は、その手を離して、夫の手を握ればよかったのに。

「今までありがとう」「大好きだよ」

そのたった一言が、どうしても口から出てきませんでした。

気がついたときには、夫は静かに息を引き取っていました。

病室の白い光と、モニターの音だけがやけに現実的で、涙も出ませんでした。ただ、毛布を握りしめた手だけが震えていました。

家に戻ってからの毎日は、色の抜けた世界の中を歩いているようでした。

食卓の向かい側、いつもの場所に夫の姿はなく、テレビの前の座布団も、出かける前に靴を並べていた玄関も、ぽっかりと穴が空いたみたいに感じました。

けれど、時間が少しだけ流れたある日、ふと気がついたのです。

「夫はもういない」のではなく、「夫は私の胸の中にいる」のだと。

一緒に見た桜、何気ない口げんか、くたびれた背中、ふっと向けてくれた笑顔。思い出せば思い出すほど、胸の真ん中がきゅっと温かくなって、痛いような、でも確かに優しい感覚が広がっていきました。

ああ、私の中には、夫の「かたち」をした場所があるんだ——そう思いました。

といって、ミーシャさんの『アイノカタチ』を引くんですね。

心に残るストーリー

まあ、60代以上の方には刺さると思うんです。それが本当にリピートに繋がっているんだろうなと思いました。

参加者の方にはおそれぞれの人生があります。有名人でも、一般方でも、様々な後悔もあるでしょうし、悲しみも、喜びもあるんですね。

それを曲にすると何だか刺さります。

家づくりも似たところがあるんじゃ無いかなと思うんです。

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Posted by 湊 洋一