太陽光パネル反対派からの手紙

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《《《2024年2月16日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第470》》》

太陽光パネルは、反対派がいうことはだいたい反論ができあがっているのですが、先日のウイグル族への人権侵害という案件以外にも根強いというか、もう絶対に賛成派にはならないぞという意気込みを感じますね。

所詮は、非常に枯れた技術で大量に投資を行って、大量に生産しないと採算が取れないという代物です。

日本政府は太陽光パネルの搭載に前のめりになっています。今さらこの流れを止めたい場合は、選挙でこれを問題視する候補が当選しないといけないのですが、そんな議員はいませんからね。反対するだけ無駄に見えますね。

プロセスでの市場シェア

太陽光パネルを製造過程には、だいたい以下のようなプロセスがあります。

金属シリコンの製造  シリコンはケイ素なので、石に含まれるシリカを粗く集めます。

ポリシリコンの製造  更に、溶かして純度を上げます。

単結晶シリコンの引き上げ 結晶シリコンをここで作ります。半導体グレードでは使えませんが、太陽光パネルでは充分なレベル

セルの生産      シリコンをスライスして、薄膜を付けて半導体にして配線までがこのプロセス

組み立て       セルの検査をしながら組み立て

大雑把ですが5つのステップがあります。(写真をクリックして貰えれば、資料に飛びます。)

この写真が経済産業省の下部組織である資源エネルギー庁(NEDO)の作ったプロセス毎のマーケットシェアです。

中国がこの分野にも集中的に投資を行って、市場の大半を持っていることが解ります。

中国企業と取引した事があるので解るのですが、中国の場合は1社儲かると、2社、3社と同じ分野に参入企業が出てきます。それらが競い合うように投資を行いますが、その時に収益見込みが非常に甘いのですが、大きな寄進がどんどん出てきます。

そして、弱いところが脱落して行きます。中国国内で価格と品質を競い合うので、それが世界的に見ても虚欧総力を持つということになるのです。

日本企業の場合は市場調査から投資決定まで、多くの会議や根回しが必要ですが、中国や台湾の場合はキーマン一人の決定で迅速に投資が行われます。失敗したら潰れてしましますが、そんなことお構いなしなのが中国企業です。

更に廃棄物処理

現在の日本での太陽光パネルのリサイクル率は75~77%だそうです。

そして、家電のリサイクル率は80~90%です。自動車はなんと97%にもなっていますが。

太陽光パネルのリサイクル率を下げているのが、板ガラスの様です、板ガラスは、コーティングがして有るとガラスの純度が下がるのが致命的らしいのですね。

ここが問題なのではないか?といわれましたが、現在太陽光パネルは年間に40万棟の住宅に付けられています。

累計では、2019年で260万棟分とのことですから、おおよそ2023年度末で400万棟についているという感じでしょうか。

おおよそ戸建住宅は2500~3000万棟あるといわれていますので、15%ぐらいですかね。

2030年までには、政府(経済産業省。国土交通省、環境省など)は住宅全体の60%に太陽光パネルを搭載して、全電源の36~38%を再生可能エネルギー由来にする計画です。

最低でもあと6年で500~800万棟の住宅に太陽光パネルを搭載したいのでしょう。

太陽光パネルは、1kwhあたり60~100kg程度です。平均4kwhとして250~400kg程度の重量があります。この25%が産業廃棄物とすると、65~100kgの廃棄物が出ます。寿命が30年とすると20年以上先に年間に40万棟分=2万~4万トンのゴミが出ます。

これが多いのか少ないのか解らないので日本の産業廃棄物の量を考えると、年間に3.7億トンの廃棄物が出ていることが解ります。

それに対して4万トンで、だいたい1万分の1ですからパセンテージにすると0.01%程度になります。

ほとんど誤差の範囲ですから問題ないでしょう。

その他の問題点

火災対策はしっかりやっています。東京消防庁に火災時の対策が明記されています。

万が一脱落した場合は危ないのでその場合での周知が必要になるかもしれません。ですが、耐風圧は50m以上になっていますからよほど施工が悪くない限り台風で飛んでいくというのは考えられないですね。

反対派の意見はほとんど対策されていますので、安心して搭載して貰って良いと思いま。

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Posted by 湊 洋一