大手の苦境と中小

こんにちは。

今日も、毎日のブログを書いていきます。

工務店の皆さんの参考になれば幸いです。

《《《2022年10月25日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第2号》》》

大手の苦境

先日の、新建ハウジングの報道によれば、9月の大手の受注はかなりの落ち込みをみせているそうです。

https://www.s-housing.jp/archives/289064

それが、下記のリンク先ですね。

ハウスメーカー9月受注、全社前年割れで期累計もマイナスに

内容は下記の様に大手が軒並み受注を前年対比で落としています。

積水ハウス  14%減

大和ハウス工業 4%減

住友林業  32%減

積水化学工業  6%減

旭化成ホームズ 20%減

ミサワホーム 10%減

パナソニックホームズ 24%減

日本ハウスホールディングス 27%減

三井ホーム 21%減

ヤマダホームズ 6%減

タマホーム 13%減

ヒノキヤグループ 23%減

ということで、どの大手も前年同月比で減少となりました。

住友林業は3割以上の減少ですので絶好調だって昨年に比べて、今年は厳しいという感じでしょう。

大手の苦境は、住宅産業全体の苦境なのかというと、確かにそのとおりなのですが、そうでも無い部分があります。

というのは、いかにも30%減少というと大きい様に感じられますが、住友林業などは今季累計での業績は5%減少という事で、あまり大きな影響はありません。

最大のヒノキヤグループにとっても16%減少ですが2021年は絶好調だったのでその反動と言っても過言ではありません。

中小の苦境

そこで、中小に置き換えてみると、大手が2割棟数が落ちているととても深刻ですが、中小だと違いますよね。

昨年年間5棟だったので、4棟になった。

これでも年間受注額が20%減になります。

大手だと大問題ですが、中小の工務店だと、今年はちょっと調子が悪かったという事になります。

ましてや、売上が5%だと、影響は極々小さいですよね。

そんなことよりも、1棟でも赤字の建物があると本当に経営が厳しくなります。

当社も聞いたことがありますが、たった1棟でも逆ざやの赤字をぶった案件で、会社が危なくなる。資金繰りがやばくなるというのはよくあります。

そのためには、1棟ぐらいは断る勢いでないと小さい工務店はやっていけません。

20%の売上減少よりも、気に入らない、難しいお客様を断って、トラブルフリーの1年を過ごして欲しいです。

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Posted by 湊 洋一