高齢者向け住宅での空調プランの注意点

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年11月26日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第746号》》

このところ年間の最終のセミナーをいろいろやっています。

ということで、そのたびにいろんな学びがあるのですが、このところは商品かな?と思っています。

さて、今日は高齢者と空調プランです。

高齢者と冷房

高齢者向けの住宅や施設は、夏に気をつけないといけないのは、主に温度になります。

別に高齢者だけではなく、子供も大人も同じですが、温度を下げすぎない工夫が必要です。

高齢者の場合は、体温の調節能力が下がりますので、温度変化に弱くなります。

そのため、高めの温度設定が望ましいのですが、あんまり上げすぎると熱中症の危険もまします。

室温測定では、27度狙いで空調計画を行った方が良いでしょう。

それでも暑いといわれた場合は、室温を下げるよりも、風を送って体感温度を下げてください。

体感温度は、風速1m/sで、1度下がるといわれています。

身体の表面にはうっすらと汗をかいているので、その汗を飛ばすと涼しく感じます。

夏の飲み水の管理も重要です。

冬の場合

高齢者の冬は、23度以上の室温キープとしっかりとした加湿が必要です。

湿度は、相対湿度で50%狙いで加湿してください。面積が広いと1時間あたり1リッターとか加湿する必要があります。

更に、冬の場合は、夜間の湿度降下、特に夜中の温度降下に注意が必要です。

布団は暖かく、廊下が寒いとなると心臓への負担が大きいので、なるべく寝室と廊下は、18度を下回らないように空調ください。

冬は特にリビングよりも少し涼しいぐらいの温度が適温です。

22度ではなく、20度前後を狙って貰った方がよく眠れます。

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Posted by 湊 洋一