価格決定を考える 1
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年3月24日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第149号》》
昨日は、価格表示について考えましたが、今日はその価格の決め方を考えてみたいと思います。
価格決定
特に、住宅はとても複雑です。
窓1つ取って、海外の木製サッシから、大手も樹脂窓、樹脂アルミとフレームから、ガラスの枚数、ガスやコーティングの具合によって様々な種類と価格があります。
フロアーも多分数千種類あるでしょうし、構造材も多種多様です。
まずは原価の部分で、様々ですし更に、利益率をどうするのか?これも難問です。
当社は利益率を上げる様にお伝えしてきましたが、競合がいる場合はそうはいきません。
相見積もりをする場合は、価格が最大の決定要因になってしまいます。
価格決定のメカニズム
価格を決めるときは、2つのアプローチはご存知でしょうか?
それは、
利益決定方式
市場決定方式
いい方は色々ありますが、この2つがあります。
簡単にお伝えすると、『原価に欲しい利益額を載せて販売する』方法です。
皆さんの原価が安ければ、安くなりますし、高ければどうしても高くなります。
ほとんどの工務店さんは、この方式で価格を決めていると思います。
もう一つは、市場決定方式です。
実際に売れている住宅の価格を調べて、その仕様でその価格帯で販売する方式で、数を売ろうと思うと、必然的にこちらの方式での価格決定しになります。
実際には、この2つの両方をミックスしている訳です。
市場がいくら安くても、自社が儲からないのは問題です。ですが、市場が安すぎて自社がそれに到底追いつけない場合は、そこからは撤退して、別な売り方をしないといけません。
住宅の場合は、坪単価では50万円ぐらいから120万円ぐらい幅で市場が存在します。
以前は坪40万円台というカテゴリーがありましたが、流石にいまでは難しいでしょう。780万円の平屋なんかも実際の売値は坪50万円以上するのでしょうね。
ですが、当然ながら坪50万円の建物と坪120万円の建物では、提案も売り方も違います。
同じ社長が流石に両方は売れないと思います。
場合によっては50万円と70万円は同時に売れるとお思いますが、2倍もの価格差を手がけるのは難しいでしょう。
年間10棟以下なら何でもやれますが、それ以上の棟数の場合は、そんなに簡単にはいかないですね。
今日は概論で、明日は価格による住宅の考え方をお伝えします。
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