令和6年能登沖地震から考える 3
こんばんは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
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《《《2024年2月5日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第459号》》》
昨日の続きになります。
まだまだ書きたいことがありますので、しばらく続けさせてください。
今日は、構造のことを少し書かせてください。
倒壊した建物には罪がないが
倒壊した建物には、罪はありませんが、震度7の地震が来ると建物が耐えきれずに座屈します。
勢いで2階部分も潰れた建物は、見る限りかなり古い建物ばかりですね。
そして、多くは1階が潰れてしまっています。
実際に、亡くなった方の4割がこのような倒壊の犠牲になっています。
で、倒壊している建物を見るとこんな感じですね。
座屈している部分はなかなか上手に写真に撮れなかったのですが、見ていただけるでしょうか。
金物が何にもありません。
違う建物にあったカスガイは、この通り錆びて何の役にも立ちません。
この家は、玄関ドアとかは新しくなっているので、手は入っていたのですが、耐震補強はされていないということですね。
今の補強用の金物は、このぐらいあります。
プレートも大きいですしビスの本数も多いですよね。
ビス1本で何ニュートンも力があります。
耐震補強大切ですよね。地震来てからでは遅いので、当社としては、何か小冊子を作ろうと思っています。
土台への固定も
この画像を見てください。
これは、多分新しくした柱なんですが、このように土台の上に置いただけではあんまり意味もありません。
木製のホゾも震度7ではちぎれてしまっています。写真が見つかりませんでした。
ましてや、こんな様に載せただけでは。今となっては何をどう思って、この柱を追加したかは解りません。
このように、ほぼ無傷の住宅が近くに立っていると、この差は何だったんだろうと思いますが、ベントキャップが新しいものなので、しっかり許容力度計算もしてあるのでしょうか。この差はなんだろうと思いますね。
この住宅がどうしてこのように無傷なのか?は解りませんが。
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