玉石混交のYouTube  1

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年12月18日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第412号》》》

どうにも年末は色々ありますので、ブログが安定しないですね。

さて、今日はちょっとおかしいなというYouTubeをお伝えします。

具体的な映像を特定するのはちょっと控えますが、おかしいなと思うYouTuberさんが数名いらっしゃいます。

例えば、こんな主張です。

性能とコストを考えたら選べる断熱材は2つ

性能とコストを考えた選べる断熱材は2つしか無いというわけです。

1つは、グラスウールで、もう一つはネオマフォームということでした。

ウレタンも、セルロースファイバーも、ロックウールも検討する必要は無いということなんです。

これに対して、『勉強になった』というコメントが付いていまして、一般の施主はご存じないから知らないのですが、びっくりしてしまいます。

グラスウールも、ネオマフォームもどちらも素晴らしいものですが、万能ではありません。

グラスウールは、価格が安いことで普及していますが、結露には弱いものです。

また、ネオマフォームは、断熱性能(熱伝導率)は優れているのですが、価格が高い事が知られています。

この他にも、ウレタン、セルロースファイバー、その他ボード系断熱材ぐらいは比較検討しないといけないのですが、必要ないといいきります。

そして、その根拠は特に示してくれます。

こんな映像がどんどん視聴回数が伸びるとすると悪夢です。

明らかに間違っているわけですからね。

壁体内通気があると

この他にも、WB工法を行っている工務店のYouTubeでも、明らかな間違えをいっています。

XなどSNSでは映像こそ全てで、見られる回数が多ければ多いほどその主張に関して科学的根拠が無くても受け入れられる事があります。

本来はきちんと検証動画を作るべきですが、野放しなのが現状です。

例えば、壁体内に通気を流すと、その室温は下がっていきます。

気密の悪い住宅の部屋が寒いことと同じです。

以前は壁体内に屋内の湿度を逃がすという説明が普通に行われていましたが、これだと屋内が寒くなってします。

その他にも、断熱に関してかなり重大な間違えがありますので、明日お伝えします。

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Posted by 湊 洋一