きちんと数字を書きましょう
こんにちは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2022年12月30日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第68号》》》
今日は家族で温泉に行った帰り、国道に面した建物に工務店さんの立て看板が。
ということで、早速、グーグルでWEBを調べてみました。
高断熱高気密
パッシブ設計
エアコン1台で夏冬快適!
と見たような文言が列びます。更に、
当社は自然のエネルギーで暑さ、寒さを感じないように設計
建築家と作るデザイン住宅
と書かれていました。
ですが、どこにも耐震等級も、C値もUA値も書かれていません。
唯一性能について触れているのは、ZEH基準をクリアでした。
つまり、エアコン1台で、パッシブ設計で、自然エネルギーで夏冬快適な環境を提供しているのに、断熱性能はZEHつまりUA値が0.6前後だというわけです。
ZEHだとすこし足らない
実は、UA値が0.5だと、6地域より北だと、冬の断熱性能だと少し足りません。
もちろん、各居室にエアコンを付けて、局所的に冷暖房をするというのであれば、問題はないのですが、この会社のように、エアコン1台で冷暖房を行っても快適にできる自信はありません。
散々シミュレーションしていますが、ZEHでエアコン1台で冷房と暖房ができるためには、夏の完璧な日射遮蔽と、真冬は窓の性能強化がどうしても必要です。
ハニカムブラインドを全窓に投入すれば、かなり良くなりますが、窓にハニカムブラインドは屋外が全く見なくなりますから嫌がられることも多いのです。
ということで、中途半端な美辞麗句は本当に技術力を疑われますので、止めた方がいいです。
車で例えると解りますが、燃費がリッター35kmで、エンジンは250馬力で、軽自動車というぐらいちぐはぐです。
これは、素人さんの方が感覚が優れています。
適当な売り言葉で騙されるのは、あまり良いお客様ではないですからね。
何だか年末に辛辣なブログで恐縮ですが、事実だと思います。そんな会社はこれからますます苦しくなりますよ。
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