全館冷暖房のために家の断熱性能の基本

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《《《2024年8月31日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第658号》》

なんと8月も終わりです。

それでも、台風が来たり、まだまだ暑い日が続いています。

その暑い日に最適な空調計画、特に全館空調と呼ばれる空調計画に関して、しばらく集中して書いていきます。

理由は、そのあたりが今の工務店さんの興味の先なのかな?と思っています。

ということで、ちょっと長い連載になりますが、書いてみたいとお思います。

断熱性能がある程度ないと

断熱性能がある程度ないと、空調計画はともかく、全館空調は全く意味が無くなります。

特に、冬の問題なんですが、断熱等級6は無いと寒い部屋ができてしまします。

ということで、空調計画を売りにしたい工務店さんは、断熱等級6で基本統一していただきたいのです。

夏の場合は、屋根面の断熱を注意いただければ、断熱等級5あれば問題なく効きます。

ただし、この時屋根面は、壁の2倍以上の断熱性能が必要です。

できれば、3倍の厚さがあると、夏の暑さはある程度防げます。

理由は、真夏の金属屋根の表面温度が70度程度まで上がるからです。外壁はサイディングだと白っぽい色で40度ぐらい、黒っぽい色で50度ぐらいですから、それよりも20度も高いので。

屋内が 26度として、外壁が40度だと温度差は、14度

屋根面が70度だとすると、温度差は44度になります。

この温度差を考慮すれば、温度差が3倍になるので、断熱性のも3倍合った方が良いだろうということですね。

冬は建物全体から逃げる熱

冬は建物全体から逃げる熱が、建物の角から脱げ出す形になります。

これを押さえないと、温度ムラがとても大きくなるので、全館暖房などは考えられません。

全館暖房にしたのに、リビングは23度で、寝室が17度とかだとクレームが出る可能性があります。

リビングが23度であれば、寝室は20度を超えていないと厳しいのでは無いでしょうか?

そのための、全館冷暖房になると思います。

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Posted by 湊 洋一