風量の話
皆さん、こんばんは。
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《《《2024年7月12日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第610号》》
換気も空調も意外に風量って大切です。
これは、単純なのですが、こうやって覚えると良いです。
必要換気量(だいたい) 100平米あれば、天井が2500mだとすると、気積は100x2.5=250立米です。
そのため、必要換気量は、時間125立米
もちろん、建築確認申請には、きちんと計算してくださいね。
あくまで粗々の計算のやり方です。
換気と空調では量が1桁違う
換気は、空気を排出する、入れ替える事になりますので、一般的に1時間に150立米程度あればOKになります。
換気ファンには、最大で100立米ぐらいのファンがあるので、2台もつければ、満足させることになります。
これに対して、空調はこんな要望がおります。
直ぐに冷える、直ぐに暖かくなる
冷えてきたら冷たい風が身体に当たるのはイヤ
この直ぐというのは、ご自宅の規模や、施主の要望にいろいろありますが。概ね5~20分ぐらいでしょうか?
暑いのを涼しくするためには、8度から10度温度を下げないといけません。
建物全体というよりは、リビングだけとか、寝室だけというものですが、気積は30立米~50立米だと思います。
送るエネルギーは、気積x温度差になります。それを10分でということになると、こんな風に計算します。
暑いリビング 32度⇒27度にしたい 40平米x天井高さ2.5m = 100立米
22度の空気を10分で50立米送ると27度になります。(エアコンの吹き出し口は往々にして15~18度になっています。)10分で50立米ですから、1時間に直すと風量は、時間300立米必要です。
リビングに送る送風ファンは最低300立米、最大600立米ぐらいの空気が必要です。
ちなみに、エアコンの最大風量は700立米ぐらいといわれています。
冷えてきたら、冷たい風はイヤだ
これも解ります。
僕も冷気が直接当たるのはイヤです。
このときの条件は、3度なんだそうです。風速が3m以下であり、温度差が3度以下であれば体感として、風が動いている感覚が無いのだとそうです。
YOCACO研究会で聞きました。
このあたりを考慮して空調計画をしっかりやりましょう。
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