粉飾決算は絶対にダメ

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《《《2024年7月4日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第603号》》

つい先日、経営者が逮捕されました!

創業90年を誇る堀正工業というNTNというベアリング大手の代理店が、2023年に倒産。破産と処理となっていますが、この会社がやっていたことがかなりひどいのです。

2004年ぐらいから、およそ20年間に渡って売り上げを水増ししていたというのです。

当時、30億円程度だった売り上げが、2022年には、60億円を超える売り上げを担っており、20年間で2倍に成長しています。

決算書は、この20年間粉飾が繰り返され、借入先も約50行で、250億円を越える借り入れがあったそうです。

しかも、決算書には借入先として、およそ5行だけが掲載されて、残りの40行以上の借り入れは決算書には未掲載でした。

これだけの規模を単年でやれば見つかりますが、20年前から繰り返されてきたので、プロである銀行マンもまんまと騙された様ですね。

決算は正直に

我々は2つの考えが頭をよぎります。

業績が良くないと、少しでも利益が上がっている様に見せかけたいので、粉飾気味になります。

今回のケースはそちらで、大赤字なのに、借り入れ対策のために、税金を払っていたそうです。税務署としては優良顧客ですね。

もう一つは、業績が充分良いと考えるのが節税です。

税金を少しでも減らせればという節税の意識。これも一般的に認められているものなら良いのですが、難易度の高いものを経費で落とそうとする方もいらっしゃいます。

もちろん、1円たりとも間違えのない正直な決算というのは難しいものですが、税務調査で大きな修正が必要なものはまずいです。

粉飾も良くないですが、節税を越えて脱税もまずいですし、度を過ぎると両方とも刑事事件になります。

今回の堀正工業さんの件は、経営陣が粉飾を繰り返して、借り入れを起こした資金で、飲み食いをしたり、別荘を購入したりしていたそうで、首謀者は実刑になると思われます。

そんなことを起こすと人生お終いなので、税務申告は適正にお願いいたします。

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Posted by 湊 洋一