性能からいえばもう一つの長期優良住宅
こんばんは。
MX代表のみなとです。
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《《《2024年3月2日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第485号》》》
昨日に続いて、長期優良住宅についてちょっと触れたいと思います。
長期優良住宅は、もともと7つの要素があったのですが、現在は4つの要素が必要になっています。
耐震性、省エネルギー性、維持管理、劣化対策の4つです。
耐震性
極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。
次の3つの項目いずれかの措置を講じること。
・耐震等級3とする
チェック項目:性能表示壁量、壁の配置、床倍率、接合部、横架材、基礎
・大規模地震時の地上部分の各階の安全限界変形の高さに対する割合をそれぞれ1/40以下とする(層間変形角を確認)
・免震建築物とする
省エネルギー性
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
省エネ法に規定する省エネルギー基準(次世代省エネルギー基準)に適合すること。
・断熱等性能等級5以上 (UA値、ηAc値、結露対策)
・かつ 一次エネルギー消費量等級6
維持管理・更新の容易性
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること。
構造躯体等に影響を与えることなく、配管の維持管理を行うことができること
更新時の工事が軽減される措置が講じられていること
- 劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
劣化対策等級3相当に加えて、
床下及び小屋裏の点検口を設置
床下空間に330mm以上の有効高さを確保
住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。
75m2以上(2人世帯の一般型誘導居住面積水準)
少なくともひとつの階の床面積が40m2以上
地域の実情に応じて引上げ、引下げを可能とする。ただし、55m2を下限とする。
足らない省エネ性能
ということで、ショウネルギー性に関していえば、断熱等級5で、1次エネルギー消費量等級が6となっています。
断熱等級5が長期優良住宅というのは、個人的にはかなり不充分だと思います。
6地域以南は良いのですが、5地域よりも寒い地域は、不充分だなと思います。
ということで、そろそろこの基準はお役御免になったというのは、ある意味正しいことなんじゃないかなと思います。
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