東西面の窓について

新年あけましておめでとうございます。

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《《《2024年1月9日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第434号》》》

先日もらって、プランを見ていて思ったことがあります。

まずは、方位が図面にない。

この場合は、南が図面の下になるのは常識なんですが、方位が南に向いている、振れていない土地なんてないので、方位入れて欲しいのです。

お願いいたします。

その上で、こんなことがあります。

もう、引き違い止めません?

ちょっと極端だなと思うかもしれませんが、建物の窓で引き違いって致命的なんです。

  1. デザイン的にダサい
  2. 気密がどうしても悪くなる
  3. その割に高い
  4. ガスが抜けやすい

建物を少しおしゃれにかっこよく作りたい場合は、窓を引き違いを、FIXか縦すべり、横すべりの窓に変えるだけで、すっきりします。

CADで試しにやって欲しいのですが、引き違いを四角い窓に変えて、縦横をそろえる。それだけでそこそこキレイなファザードができます。

気密が悪いのはご存じの通りです。シャノンのトリプルで気密がいいものがありますが、高いので気密を上げようをお考えなら引き違いは最小限でお願いします。

窓は、FIXが一番安いのはご存じの通りです。

ガスは。閉じたままの状態が続けば抜けにくいです。衝撃が起こると当然抜けるチャンスは増えていきますからね。

東西の大きな窓

その上で、東西面に大きな窓があると、こんな問題があります。

東面の大きな窓

夏の太陽はできるだけカットしたいのに、高度の低い太陽からの熱を受けると室内が暑くなる。

冬は、窓から逃げる熱が大きいので、相対的に他の部屋に比べて寒くなります。窓の温度は壁より確実に低いですからね。

西面の大きな窓

夏は、午後4時以降の低い高度の太陽からの熱をしっかり受け取ってしまいます。

冬は部屋が夜を中心に寒くなります。

現在の住宅はエアコンがあるので、まず窓を開けません。

特に冬は窓を開けることがないので、窓としての機能は明かりを採るため、外を見るためのみになります。

だからといっても全く窓がないというのはそれはそれで問題だと思いますけどね。建築基準法でも居室条件がありますから。

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Posted by 湊 洋一