暖房費が冷房費より高い理由
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年10月31日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第364号》
明日から11月ですね。そろそろ1日の最低気温が10度を下回る日がちらほら出てきます。
自宅があるのは新宿区ですから、バリバリ6地域です。
今年2023年の夏は異常でしたので、まだまだ暖かい日がありますが、それでもコート無しだと、朝晩はかなり寒いですね。
今日は、光熱費の初歩の初歩のテーマになります。
暖房費が冷房費より高い!
暖房費がシミュレーションをすると、ほとんどの地域で冷房費よりも高いですよね。
どうしてか?を説明できますか?
それは、こんな理由だからなんです。
暖房時点 外気温平均5度 屋内のターゲット室温 22~24度 ⇒ 温度差 17~19度
冷房時点 外気温平均35度 屋内のターゲット室温 26~27度 ⇒ 温度差 8~9度
つまり、温度差が2倍あります。
エアコンを使う場合は、ヒートポンプを使って温度を運んでいるので、暖房も冷房も1度は1度でほぼ同じエネルギーになります。
つまり、温度差が大きい方がエネルギーが大きいことになります。
エアコン使用期間
更に、使用期間も違います。
暖房使用期間 11月下旬~4月上旬 4.5ヶ月 (もちろん、11月や4月は毎日使わないかもしれませんが。)
冷房使用期間 6月~9月 最大 4ヶ月 (6月は主に除湿だけれども)
ということで、暖房の方が運転時間も長いです。
つまり暖房期間は、温度差18度 x 4.5ヶ月(135日)
冷房期間は、温度差9度 x 4ヶ月(120日)
となって、おおよそ暖房費は2倍以上になることの方が多いですね。
暖房・冷房費用を下げる為に
この暖房費用を下げる為に行うのが、断熱性の向上と日射の取得です。
断熱等級7にすると暖房費が下がっていきます。暖房開始時期を徹底的に後ろにずらせます。
また、日射の取得をキチンと計画できると1月でも、2月でも真冬に暖房を止められます。もちろん夜は少し動かさないといけませんが。
冷房費用は、断熱ではなく、太陽光の侵入を防ぐことで下げます。
蔵の中が涼しいのと同じで、太陽光線さえなければ涼しいのです。
これらの工夫をパッシブ設計といって、電気を使わないでエネルギーを節約できるのでとても効果が大きい設計になります。
パッシブ設計については、当社までお問い合わせくださいね。
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