燃料インフレと断熱

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《《《2023年9月13日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第318号》

ガソリンの価格が高くなっています。

これまで安かったのは補助金で、補助金がなかったらリッターあたり200円を超えていた時間も合ったということでした。

でも、これまであまりガソリン価格に補助金が使われているという話を聞かなかっただけに、知られていない事実でした。

岸田内閣では、とりあえず補助金を年内までに維持しつつ、来年はどうするか?また決めるというのが現状です。

ちなみに、資源エネルギー庁での電気代の推移がこちらです。グラフをクリックしてもらえると、エネ庁のサイトに飛びます。

断熱性能とエネルギー代

これが、イギリスでのデータです。

イギリスでは最低ランクがGランクで、Bランクまで6つの投球に分かれています。

そして、その光熱費の差がこうなります。

とてもキレイに推移していることが解りますね。

この表をみると、性能が悪いと年間に100万円光熱費が掛かり、性能が良いと30万円以下で1/3以下になります。

ちなみに、濃い色は燃料高騰前の数字で、網掛けの部分は燃料高騰後になります。イギリスでは光熱費が2倍になっているのですね。日本とは少し事情が異なりますね。

1年でこれだけの差が開くとすると、30年では2000万円以上の差が開きます。

誰でも同じ結論に達すると思いますが、2000万円以内のコスト差であれば、Gランクで家を建てるよりも、Bランクで家を建てるべきだと解ります。

日本の場合も、このようなモデルシミュレーションを政府が明示すると、より高性能な住宅へのモチベーションになると思います。

我々もシミュレーションしますが、政府試算の方が報道されますし、データが明らかになりますからね。

このあたりは、民間の雑誌なでは盛んにデータが示されています。

そのあたりのデータはまたお知らせいたします。

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Posted by 湊 洋一