太陽光パネルのメガソーラと自宅用の違い

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《《《2024年6月14日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第583号》》》

太陽光発電のシェアを先日書きましたが、メガソーラがやはり圧倒的に多いわけです。

いろいろなデータでは、数字がすこし違いますが傾向は同じです。

おおよそ10~15%が屋根の上で、残り8割以上がメガソーラだということです。

メガソーラは、熱海の事故以来大衆には嫌われています。

メガソーラは入札

最近のメガソーラは入札制になっています。

もちろん固定買い取りもありますが、容量が大きいと入札になります。2017年からスタートしていますがFIT対象区分を250kW以上1,000kW未満、FIP対象区分を1,000kW以上として分類されています。

ですから、1,000kw以上の大型設備は、すべて入札制になります。現在の入札価格は1kwhあたり9円を割っています。今の自宅用の買い取り価格が16円程度に比べてかなり安いですよね。

そのため、認可量がかなり落ちてきていますね。

実際の導入は若干時期が遅れるので、これから導入量は落ちてくると思われます。

メガソーラと自宅の屋根の違いとは

メガソーラは、事業用で、自宅の屋根は個人の低圧タイプですが、この違いの大きさは、電力システムに入るかはいらないか?の違いです。

自宅の発電も売電すると、かかっていますが、それが託送料金というものです。

託送料金とは、小売電気事業者が電気を送る際に利用する送配電網の利用料金です。一般送配電事業者が地域ごとに設定し、小売電気事業者は販売した電気の量に応じて支払います。託送料金は経済産業大臣の認可が必要で、国の審査を経て設定されます

託送料金は、小売電気事業者が販売電力量に応じて一般送配電事業者に支払う料金で、電気料金に含まれています。一般家庭の電気料金の30〜40%程度を占めており、送配電事業者は得た収入を送配電網の管理や設備投資などに利用します

ということで、メガソーラの採算ポイントがどんどん上がってきています。

ただし、このようにコストがどんどん下がっているので、設備費用も下がってきています。

ちなみに、先日のニュースで、太陽光パネルの販売会社があまりに価格が安くなりすぎて、困っているというニュースがありました。中国の企業って、ダンピングしあっていて、自分で自分の首を絞めることが多いのです。

最近になって日本では設備投資が、減っているのもあって、価格もある程度こなれてきています。

私は、メガソーラで山を崩すのは反対ですが、既存の入れ替えなどのある程度の発電量を維持するべきだとは思います。

また、個人宅のパネルは30年以上持つの、圧倒的に得になってきました。

それはつけても良いと思っています。

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Posted by 湊 洋一