空調システムの設置場所による効果の違い
皆さん、こんばんは。
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《《《2024年10月25日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第713号》》
選挙戦も明日で終わりです。
今回自民党の戦略ミスですね。せめて補正予算を通しておけば良かったのにといわれています。
今年の補正予算は年内に決まらないかもと言われています。
困った問題です。
さて。設置場所についての空調効果の違いです。
空調には影響が少ない
実は空調には、影響が少ない設置場所です。
ただし、条件があります。
配管で空気を送っている場合は、その限りではありません。
配管抵抗
空気って実は粘りがあります。
ですから、レースで車を下に押しつけてハンドリング性能を上げるために空力を使います。
新幹線も空気に粘りがあるので、あんなカモノハシみたいな形状になっているわけです。
パイプで送るときは、配管の太さや、長さに寄って送れる空気の量が減ります。
これを圧損と呼びます。
ファンによって圧損のグラフが書かれていますので、参考にみてください。
この圧損によって送れる空気の量が決まります。
直径100ミリのパイプより、200ミリの方が2乗で圧損が減りますので、多くの空気を送る場合はなるべく太い配管が必要です。
設置場所による違い
リビングは、キッチンと一体になっていて、普通はそこにトイレが1カ所、水回りの浴室と脱衣所が付属していることが多いです。
そうすると、例えば12畳ぐらいの少し小さめのリビングであっても、20畳以上30平米以上の空間を冷暖房しないといけません。
この時の風量は、温度差にも寄りますが、気積が80立米ぐらいはあると思います。
1時間でこの1/3は最低入れ替わる必要があるので、時間30立米ですが、急速に温めたり冷やしたりすることを考えると、最低でもこの10倍の風量を確保する必要があります。
圧損を考えるとファンの能力は、この最低2倍は必要ですから、時間600立米程度の能力のファンが必要です。ただし、これは立ち上がり時点なので、通常は50~100立米の空調された空気が届いていれば良いのではと考えます。
エアコンの位置による空調の効きの違いは、実はそんなにないと思います。
冷気は落ちて、暖気は上がる
ただし、自然の摂理で冷気は落ちていくし、暖気は上がるので、暖房時は1階のエアコンを、冷房時は2階のエアコンを動かすと良いのではと思うのです。
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