冬の溺死 鹿児島のリスクが北海道の3倍!
みなさん、こんばんは。
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《《《2025年9月10日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1031号》》
今日は、秋田に来てセカンドライフ向け住宅の見学会に来ました。
これはこれで有りな気がしますね。
もともと世帯構成は、一番が単身世帯、2位は夫婦のみです。
しかも、この世帯は、150平米以上とてもと大きな建物に住んでいるということで、ミスマッチが激しいのです。
50平米程度のコンパクトハウスに1,500万円という価格は充分戦えるんじゃ無いですかね。
鹿児島がハイリスク
このような報告書がでました。以下引用文です。(その下の画像をクリックして貰えれば、記事に飛びます。)
日本人は頻繁に入浴する習慣があるため、とくに高齢者では世界で最も溺死率が高い。入浴関連死の予防は公衆衛生上の喫緊の課題となっている。奈良県立医科大学の田井 義彬氏らは、1995~2020年の日本全国の入浴関連溺死約11万例について調査した。その結果、屋外の低気温が入浴関連死のリスクを高めるだけでなく、そのリスクが温暖な鹿児島県でとくに顕著であることが示された。本研究は、Environmental Health and Preventive Medicine誌2025年号に掲載された。

つまり、医学論文に屋内の室温の低下が医学論文にもう掲載されているというわけです。
これは屋内の低室温が医学者の間では一般化してることになりますね。
リスクをデータ化
更に、この報告書では、リスクを数値化しています。(以下引用文)
・全国で11万938例の入浴関連死が確認された。90.0%が住居、6.2%が商業・サービス施設であった。
・入浴関連死のリスクは、日平均気温が1.8℃で最も高くなった。日平均気温30.3℃の最低リスク時と比較して、RRは9.7(95%信頼区間[CI]:9.5~9.9)であった。
・とくに男性や65歳以上の高齢者で、死亡リスクが高い傾向が認められた。日平均気温が極端な低温時や高温時よりも、中間の気温範囲でリスクが高くなることが認められた。
・都道府県別にみると、鹿児島県で最もリスクが高く、ピークRRは19.6(95%CI:16.2~23.6)であった。一方、北海道が最低で、ピークRRは3.8(95%CI:3.4~4.3)であった。九州や四国など、冬場に温暖な地域のほうが、北海道や東北、北陸などの寒い地域よりも、概してリスクが高かった。この理由として、温暖な地域の住宅は断熱性が低く、冬場の屋内気温が低いことが原因である可能性が指摘された。
・都道府県別では、住宅断熱性の指標である複層ガラス窓の普及率が高いほど、ピークRRの低下と有意に関連していた。また、単身世帯の高齢者の割合が高いことも、高リスクと関連していた。
これは、どういうことかというと、こうなります。
冬は夏に比べて、浴室内溺死の割合が9倍以上有る。
冬の溺死リスクは、鹿児島が最も高く、北海道の3倍以上も溺死リスクがある。
65歳以上の男性のリクスが高く、更に一人暮らしのリスクが非常に高い。
つまり、本当は一人暮らしの方ほど冬の室温に気をつけないといけないということになりますね。
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